この間「世界は一方向から見ていても給料はあがらない」っていう橘玲のような記事を書いたんだけど、結構大事なことだと自分では思っています。
ここ数年、よく言いますよね。「先が読めない世界だ」「3年後はわからない」
これね、よく考えたら戦後のドサクサと同じような話ではないでしょうか。
横溝正史のミステリー小説などは、日本が敗戦した1945年から3年くらいの間の「戦後のドサクサ」のころを表した小説だと思います。
今はとうてい無理ですが、戦後の焼け野原の東京に「ここは俺の土地」と垣根を作った人の一族は代々地主として働かなくてよかったわけです。(あれ?こんなこと、みんな知らないんだっけ?爺の繰り言です。)
今ならインターネットなんですが、なかなか利権の発見は難しいですね。
ちょっと前にリンデンラボという会社が「セカンド・ライフ」という仮想空間を作り出し、高値で取引されたことがありました。
忘れてはいけません。
だって、例えばですよ、「集まれどうぶつの森」が仮想空間を「ベル」じゃなく「円」で売り出したら大変なことになるでしょうが。さすがに金持ち企業任天堂はそんなせこいことはしないと信じていますが。
同じようなものが「仮想通貨」ですよね。
あれはコンピューターの専門家の自分からしたら、大笑いな商品です。
だって、計算してなかなか出てこない数字が価値があるっていうんならば、世の中の暗号化でワンタイムパスワードだって値付けすればいいじゃん。
銀行とか政府がその通貨の価値を担保しますよ、と宣言することで初めて札束と同じになれる。
facebookが「リブレを発酵するぞ」と宣言したら、いろんな国が初めて青ざめたのは、仮想通貨に初めてケツを持つ企業が現れたから。
私のブログを読んでくれている人は築いてくれているかもしれませんが、仮想通貨については私は正しい認識でいたようだ。
ビジネスには大事な鉄則があり「長いものにはまかれろ」と言います。
例えば(私は関係ないですが)アパレルでベーシックアイテムといえば、ユニクロとしまむらであって他の会社が下着を売っていても(除くビクトリア・シークレット)買うやつがいるとは考えられない。
仮に「下着のエクステンションをつける」という製品を考えた時、ユニクロを無視して作っても売れるわけがない。
これを「長いものにはまかれろ」と言うのです。
さて、本題に戻り「ドサクサにまぎれて」というものはダイレクトなインターネット商売、言い換えると回線とパソコンさえあればできる障害から、もっとジャンルが広がりそうな雰囲気です。
ある人は「それはDXだ」「それはIOTだ」と言っていますが、自分が知っている分野でワーワー言っているだけですから、私やあなたが知っている分野では新たな発見があるような気がします。
具体的には言いづらいのですが、
めちゃ儲かる会社って不況の時に起業することが多いんですよね。
ニュースでは「不況で倒産」という話ばかり報道されていますが、今は本当は起業のチャンスです。