ブルーバックスの「不自然な宇宙」を読みました。
パラレルワールド(マルチバース)についてまともな物理学者が書いているんですが、私なりにまとめると、
- 宇宙は必ず法則に従う
- とはいえ、その法則はこの宇宙ではかなり歪んでいる。たとえば、物理学でいう「強い力」はやたら強く重力はとても弱い。かなりいびつな宇宙だ。
- しかしそういう世界でないと、炭素から構成される我々人間は存在しえない。
- 我々と同じ物理法則(検知可能ともいえる)の宇宙もたくさんあるだろうし、違う物理法則の宇宙も大量にあると考えることが妥当だろう
- シュレディンガーのネコは、選択の瞬間に新たに宇宙ができると考えるよりも、同じ物理法則の宇宙を移動した、と考えるほうが妥当ではないか
- 「人間主義」という考え方の正しい理解は「さまざまな宇宙があり、たとえ確率として低くても、そういう宇宙が存在し、そこに人類が存在する」ということである。
変な選民思想を持ち出すべきではない。
それはわかった。
で、その知識を使ってどうやってうまく生きていこうか。
きっと1が本当か?が鍵だろう。