マスコミの記者が無償でhpから機器を借りての評価はたくさんあるが、身銭をきって購入した人の評価は少ないようなので書いてみる。
スタンダードモデルがhp directplusで59,850円。ハイパフォーマンスモデルが79,800円。この差、19,950円。この差で、WindowsXPダウングレード権、バッテリー2個、メモリ+1GB,少しクロックアップ。身銭切る人で、スタンダード機買う人いるだろうか?
XPにさっそくダウングレードしてみた。家にころがってたUSB接続DVDであっさり導入終了。ただし、みなさんが明記していないアクティベーションですが、まずオリジナルのCDについているシリアルでとにかく導入します。次に、アクティベーションでマイクロソフトに電話するほうを選びます。オペレータをなんとか呼び出して「hp2133のVista Basicをxpにダウングレードしたい」と伝えると、パソコンに出ているIDナンバーをもとに新しいIDナンバーを教えてくれます。ものの10分もかからず終わります。
その後、ドライバー、ユーティリティをhp日本語サイトを優先し、hp USサイトにあるものすべてを導入します。あらかじめUSBメモリに入れておけばいいでしょう。hpのモジュールはすべて導入したいマシンで実行すれば、解凍、インストールされるようになっています。
あと、アンチウィルスソフトは導入しておきましょう。私は以前話題にした、Microsoft OneCareにしました。
ネットワークが接続できたら、Microsoft Updateを行います。もし、SP3導入後、アップデートできなかったら私のところの記事が該当するかもしれません。
2GBメモリーはさすがにXPがさくさく動きます。
以下、使用しての評価。
hp2133のCPUがatomじゃないのでダメといっている人が多いのですが、なぜなのかわかりません。umpcの大半がxpベースです。そこでVistaを横に並べても評価になってない。
私の家にはhpのノートPCが他に2台すでにありVistaですが、Core2 Duoまで積んで、なんであんなにトロいのか?どれくらいのスペックのノートPCなら、そこそこ走るんでしょうか。無駄にリソースを食っているとしか思えん。
hpがXPにしたのは、MSが販売していないから選ばなかったのだと思います。その証拠にxp用のドライバーは全部ネット上にあるんですから。これがhpの答えでしょう。
雑誌の記者のように無料で借りてきて、xpを導入する力もなく評価してしまうと、このマシンの真価はわからないと思います。
それと、、、技術的に私はWindows+SSDの組み合わせをまだ信じてない。スワップに元々弱いフラッシュメモリの特性がどれくらい解消されているのでしょうか。USBフラッシュメモリに大量にIOかけて何本もダメにしてるので、フィールドでがんがん使われる状況を1、2年見ないと怖くて使えないと思ってます。フラッシュメモリは特性上、毎回、書いているところが違うなんてこと知ってますかね?HDDと原理が違う。
そんなに大丈夫ならサーバーで出してみてよ。(笑)メーカーも様子を見てるんですよ。
よって私の結論は、eeePCは作りのチャチさでキーボードに激しく疑問をもったことと、SSD採用だからボツ。自分の目的にそって考えるとhp2133になってしまいました。(確かにCPUモデルは古いよ!)。やっぱりhp 200LX,jornadaを作ってきたメーカーだし、世界中で売ってコスト回収という消費者にはうれしいモデルだけにバランス感覚が秀逸だと評価しました。
日経がhpから無料で借りてきて、6万円PCの評価をしようとしてましたが、電池のもちが少ないとかバカなことばかり書いている。問題は企業が使う場合、なにに使うかのソリューションの議論のほうが先で、漠然とハードウェアを、ノーアイデアのユーザーの課長に聞いたところで、評価らしい評価が出てくるわけがない。資料を作るマシンにするのか、業務でアプリを使うのか、残業マシンにするのか、きちんと用途を定義しなければ6万円PCが企業にとってどうなのかすら、わからない。
そうでなければ激しく劣化する電池をどう考えるべきかも議論にならない。
天下の日経の記者さんが評価するなら、プロのエンジニアをうならせてもらわないと価値がない、と思う。