起業

AI時代に生きる術(すべ)について

久しぶりに起業について書いてみようと思います。

というのもAIの利用により企業がリストラを始めていることから、労働市場が激変するということは予想できるからです。

AIの応用が始まった数年前は、どの分野の仕事が取って代わられるかは確定していませんでした。
しかし、ここ数年でわかったことは「コンピューター上に出力が留まるものは、ほとんど取って変わられる」ということです。
AIと共に効率的な仕事をするアウトソーサーが増えていることも、ニュースにはなりませんが見逃すことはできません。
リストラの記事に書きましたが、会社の間接部門(経理、人事、総務)のリストラは加速すると思います。

AIを自社で利用することと、アウトソーサーを利用することの違いはなんでしょうか?これはこの後、自分の生きる術を考えるために大事な要素ですから考えてみます。

私個人の考えですが、物理的な作業が必要なことにアウトソーサーは活躍すると思います。たとえば伝票を電子化してデータを均一化する、という仕事。従業員から相談を受ける窓口、(もうないでしょうけど)総会屋対策、とかですね。

データがコンピューター内部に持ち込まれれば、後の処理はなんとでもなります。

このような観点でオフィスの仕事を考えると、ほとんどの仕事が消え失せることがわかると思います。残るのは数人の「責任者」だけです。人間社会は誰かが責任を取ることになっていますから。

簡単に言えば「デスクワークやその周辺の資格で生き延びることは難しい時代だ」ということではないでしょうか。

一方でどれだけAIが発達しようが、社会インフラに変化が起きない限り、Amazonの配送サービスはなくならないと言えます。コロナが流行った時に表面化した「エッセンシャルワーカー」はAI時代にも強いのです。

デスクワークではありませんが、バーチャルな人間関係もAIにかわられるでしょう。つい先日、OpenAIの新しい動画編集AI SORA2が発表されました。この紹介を見た時、動画AIの利用によりキャバクラ、ホストが壊滅的なダメージを食うのが来年からではないかと思いました。
英語圏ではすでにAIパートナーに入れ込んでいる人が精神的に病んだりするところまで利用が進んでいます。
異性関係について年々、制約がきつくなっている日本では爆発的に流行ることでしょう。おそらく値段もすごく安くなり、リアルのキャバクラは太刀打ちできないと思います。人間のキャバクラ嬢はこちらからご機嫌取らなきゃいけないし、高い酒を飲むし、同伴で高い飯を食わせなきゃいけないし、無意味なブランド物を買い与えないといけない。それなのに裏切るし、SNSに悪口書いたりしますからね。AIのほうがはるかに正直で安価。

「機械と話して楽しいわけがない」という人は経験がないからです。
コンピューターが初めて人間と対話するプログラムは1964年頃に書かれました。名前をイライザ(ELIZA)といいます。
このプログラムは単純極まりなく、ほとんど入力をオウム返しをするだけでした。それでも人はイライザに人格を見、癒やされたのです。人間は多少の反応があると、そこに意味を見出し知性を見出すという性質をもっています。
それから60年。今のAIの会話はもう少しであなたの感情を読み取りながら会話します。もちろん知性はありますから、ホストやキャバクラ嬢を超えつつあるのです。

このような時代に生き延びるためには次のようなことを考慮すべきかと思います。

  • 今自分がやっている仕事、属している会社がAIにとってかわられることはないか、毎週のように確認する。(少しでも早く情報を得るためには、英語のニュースを見たほうがいい)
  • 仕事や属している会社が3次元的なことにかかわっているところを目指す
  • コンサルタントやカウンセラーみたいな仕事はAIに質問してみてクオリティを確認する
  • 起業や副業もNoteを書いてますといった情報の流通だけではなく、なにか物理的なものに関わる仕事を選ぶ

これらの条件をクリアした新しいサイドビジネスを考えたので、そのうち発表します。

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