起業

読めば「イノベーション」が数十分でわかる

いつもの極限暴論に、ほとんどハーバード・ビジネス・レビュークラスの記事「重要なのはイノベーションより「猿まね」、日本企業のDXが頓挫する本当の理由」があがってます。
企業でいう「イノベーション」ってなにか知りたい人は読んだほうがいいと思います。

で、日本でなかなかイノベーションが起きないのは、なんでも従業員に丸投げするサラリーマン経営者ばかりだから。
わかりやすい。

そしてイノベーションが起こせないなら、「猿まね」しろ、ということを堂々と語っている。そのとおりだと思います。
イノベーションでしょっちゅう話題になるiPhoneですが、「技術的には日本企業で、もっと性能のいいものが作れる。iPhoneなんかカスだ」と、よく国内の技術者が吠えています。最先端の技術を盛り込むより、適正な性能とコストのバランスをとっているわけですからね。そしてApp Storeを作り、Apple Musicを作り組み込む。これが日本でできますか?です。

今はモノだけではなく、周囲のエコシステム(ソフトウェアに属する)を立ち上げないとまったくイノベーションにならず、それは莫大な投資が必要です。

この記事にはありませんが、Amazonが恐ろしいのは内部のおカネで「他社ができないことをやる」しかも「失敗してもいいから試す」ということを繰り返すからです。
Amazonのスマートスピーカーのアレクサは最先端の技術ですが、ビジネスとしては大赤字です。他にもいろいろやらかしてますよね。でも、そういう失敗をしても平気なところがAmazonの恐ろしいところです。彼らの失敗をバカにする人こそバカだな、と思います。

経営者がそういう投資の決断をできない日本だから木村さんは、「だから猿マネしようよ、」と呼びかけています。
イノベーションを分析して、今の日本は猿マネしか難しいとまで分析している本や記事に出会ったことがありませんでした。

この記事は本当に素晴らしい。

 

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