文春オンラインに「通勤に便利な家」を買ってはいけないという記事があり、なかなか鋭いなと思った。
夫婦合計で1400万円程度稼いでいるから、と調子にのって通勤に便利だからと都内の7000万円のマンションなんぞ買うのはどうよ、という話。
常々書いているように35年間、無病息災、収入安定なんて考えているのはどうかしてる。
2DKなんて広さじゃ普通は子供を育てられない。
そのくせ生命保険やら入るわけでしょ?矛盾してませんか。
さらにこの文春の記事に記載されているとおり、毎日顔をあわせる会社はこれからなくなるだろう。
すでに経理、人事、IT部門なんていう間接部門のスタッフをもたない会社はいくらでもある。
経理は経営陣にわかる人がいれば、アウトソース可能だし、人事は法的な問題ふくめて会計事務所にまかせれば問題ない。
人事評価を顔も知らない人事がやるなんていうバカげたやり方は消えて当然。
人材育成?ロクな人間育ててないじゃないの。
日本企業の人事って驚くほど時代遅れだから必要ない。
人事部が必要だと言っているのは当人達と人事部で食ってるコンサルタントだけだ。
これだけインターネットが発達してきたら、毎日、顔を合わせないと仕事したことにならない人間こそ無能の証だろう。
災害が起きても会社にとにかく行くという行為がなにを生み出すのか?
2018年の秋、台風24号が過ぎ去った日の朝の東京を見て心底驚いた。
JRの輸送力が低下しているところに向かう人々。
何十万人という人間が「とにかく会社行きます」って手段が目的になっていて平然としている。
固定費を可能な限り減らすべきなのは経営のイロハ。
とくに人件費はカネと時間を食う。
経営陣とアウトソーサーだけで済むようにすれば、利益率は向上する。
これからの企業って成果を出せるなら出社しなくてよくて、従業員は通勤可能なところに住むだろうけど、毎日出勤するとは限らないのが当たり前になるだろう。
だから、横須賀、湘南や九十九里に住んでもまったくおかしくないと思う。
通勤に便利だから都内っていうのは、おかしな理論だと思う。
ましてやタワーマンションの低層階で上層階の人に見下されてるってなんなんだろ?
あまりにもチープな差別意識で笑うしかない。
普段、よほど周囲の評価が低いから評価に飢えているとしか思えない。
そんな人は放っておいて、さんさんと日の降り注ぐ明るい家で、コストエフェクティブで給料プラスアルファの仕事したほうがいいのではなかろうか。