2015年の6月に出たKindle PaperWhite(第七世代)はついに画素が300dpiになりました。
自炊しているPDFは300dpiのことが多いので、ようやく十分な解像度となったのです。
で、購入しました。
新しいタブレットみたいでイヤなんだけどAmazonと読書専用ですからね。
PaperWhiteはたしかに充電しないでも、4,5日もちますね。
ちなみにFireとかはお勧めしません。カラーで見たいならPCがイチバン。
タブレット欲しいならキチンとお金払ったほうがいいです。KindleはAmazonのための機器であって、他に使おうとすると、相当なハッキングがいります。
それでなくてもいろいろと悩みます。本体が205グラムとちょー軽量なのに、ふたつきケースが136グラム。封筒型のほうがいいのかも知れないです。
さて、自炊したPDFはどうでしょうか?
巷ではCaliberやK2pdfoptで再加工すれば見やすいといいます。
試しました。以下は私の意見です。
Caliberは確かにいろいろ設定できます。が、普通の単行本の自炊したPDFをMOB形式に変換したところで、真ん中に文字が小さくよって見づらいだけでした。
K2pdfoptはさらにひどく、KIndle PaperWhiteと指定した状態ではグッチャグチャに編集されます。日本語に弱いということは、UTF-8への作者の理解が足りない気がしました。
結局、Macに繋いで直接PDFをコピーした状態がもっとも見やすいのです。
なんだよ。
ついでながら、ホリゾンタル(横置き)状態が好きという人もいますので、ご参考までに。
AmazonからKindle本を購入した場合は、すごく便利です。
どこかの誰かが線を引いたところに「◯◯人が線を引いてます」なんて出るのは新しい読書体験ですね。
ついでながら、個人的には世の中の人間嫌いの人と違って「キャンペーン付き」を推奨します。
今、どういう本が流行ってるとか、なにが安いか一枚出てくることはうれしいし、頻繁にフタを開けた時に変化があることもうれしいことです。
紙の本と比較して「紙がいい、電子ブックはカス」と唱えつづけている人はインスタントラーメンを認めない頭の硬さだと思います。
新しい技術をくさす人はいつの世の中にもいます。ワードプロセッサーが世の中に出た時に、「手書きじゃないと誠意は伝わらない」と言ってはばからなかった人々は今、なにをしているのでしょうか?
「インターネットショップなんてやる必要がない」と言っていた商店主は明らかに出遅れました。
なかには店を畳まざるをえなくなったところもいくつか知ってます。
商品の入手先が秘密でもなんでもなくなりましたからね。
もちろん、すべての技術に将来があるわけではありません。
しかし、Kindleなどは明らかに一般ユーザーに広まっていて廃れることはないでしょう。
新しい技術はどんどん試してみるべきです。その体験が人生を豊かにするのではないでしょうか。