IT関係のプロとして本業をやっていると、ネットを利用したビジネスでのウソにしばしば行きあたります。
ひとつには「SEO対策」。はっきり言って巷でかかれていることはほとんどウソです。
昨年、Googleが行ったPandaアップデートとPenginアップデートで従来のニセリンクを貼り付ける方法は完全に駆逐されました。Googleは作為的な検索エンジンを騙す手口について、日々、技術を更新しています。検索エンジンの技術について深い知識と数学を知らないと、そこいらの兄ちゃんの手におえるものではなくなりました。
検索で上位に上がるのも、来ていただいた読者を逃さないためにも、十分な情報をもったウェブサイトを作ることが最優先課題なのはいうまでもありません。
人が訪問してくれてからどうつなぎとめるか、のほうがはるかに重要です。例えば私のサイトは総アクセスのうち、半分以上がすぐにサイトから去ります。おそ らく、検索エンジンから来たのでしょう。しかし、一部の人は豊富な情報に引きつけられ、気づいたら何時間も見ていた、ということになります。そうやって 「ホンモノサイト」であることをご理解いただけると、お客さんとなってくれる人が出てきます。
単にアクセスを集めるのは具の骨頂です。来てくれた人の定着率をあげてお客になってもらう、というのはビジネスの根幹にかかわるため、SEO対策業者でそこまで言及しているものをほとんど見たことないです。
次にマスコミの力を舐めてはいけません。視聴率1%は50万人といわれています。つまり、どんな退屈なNHKの教育テレビでも数百万人が見ているのです。ネットで数百万アクセスがあったら大騒ぎです。
マスコミがだんだん廃れるかどうかはわかりませんが、とにかく今でもデカイ力をもっているのは間違いないです。
最後に本について書きます。私は何冊も本は出しています。が、本を書いたらからビジネスに直結するかというと、「明らかに間違い」です。
そこには「その本が数万部以上売れるベストセラーになった」時という話しが省略されています。
本を出版社から出させるのは、いろんなノウハウをもっていて簡単なのですが、出版したから即、ビジネスに役立つとは夢々考えないでください。
これは本を出した人間じゃないと言えないですね(笑)