サラリーマンのふり

中国の大きさ

いうまでもないことだが、ここのところの中国の躍進は凄い。

それでも多くの人は「チャイナバブルかも知れないし、欧米を超えることはないだろう」と思っている。

日本が日米安全保障条約を死守し、アメリカと道を共にするのか、現実を見てアジア路線を選ぶのかはわからないけど、中国はもう少しで欧米を必要としなくなくなりそうに感じる。

先日、象徴的な事件を知った。大公国際資信評価有限公司という会社がある。これ、中国の「格付け機関」である。ムーディーズとかスタンダード&プアーズみたいなもんである。

もともとリーマンショックなどに代表される、実態を反映していない格付けをしているが信用を失わないのは、それが欧米市場の要求だからである。

ところが、中国はそんなこたぁ知ったこっちゃない。今年の7月に米国債を上から3番目の格であるダブルA、英国債をその下のダブルAマイナスに格付けしたという。

既存の秩序を乱すという批判は当然あるわけだが、もともとの格付け会社が嘘をついていることも周知の事実であるだけに、説得力が弱い。

むしろ、中国を中心とした独自の価値観を持った経済圏が確実に整備されているということだと考えたほうがいいのではないか。

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