iPhoneアプリ

実は先日、iBookG4を片付けようかな、つまりお蔵入りにしようかな、と少し考えた。でも、その前に「最近のcocoa(OSX開発環境)とか、iPhoneってどうなってんの?」と調べて愕然。

トラックバックさせていただいた先は、俺みたいな小者がするのもはばったい中島聡さんのところ。この方知らない?Windows95のシェル作ってたとか、キラ星のような功績の経歴の持ち主です。俺も学生のころから東京にいたら、こんなことできたかもな、と少しだけ嫉妬してる人です。1980年代の大阪なんてパソコンやる仲間なんていなかったっす。(涙)ひとりでz80いじってたもんな。

ま、愚痴はさておき、彼が「appleのやってることはgoogleやMicrosoftの2年以上先の話だ」というのにすごく惹かれた。たしかに、saasとかweb2.0とかいってもピンとこないけど、iPhoneアプリを個人が書いて、iTunes Storeに並べられ課金できる、ってものすごいことだと思う。繰り返す。ものすごいことなのよ。久々の大波!

今でもフリーウェア、シェアウェアってベクターとかだと思ってる人は、自分の考えがおかしいと思ったほうがいい。あそこに並んでるものはすべてスタンドアローンのデスクトップアプリ。すぐになくなるとはいわなけど、エクセルとともに生きながらえていく程度のもの。インターネットで使えるソフトなんて、ありません。フリーウェアを何本も書いてみた俺から見て、WIndowsって「新たに書こうか」という魅力を感じない。先日も「おまえの書いたプログラムがWin7で動くか検証しろ」とかメールが来た。そんな時代遅れな話、知るか。著者になにかいいことがあればいいけど、なにもないもん。

プログラマーは、一部の人間はケータイアプリに流れたが、課金が困難だ。i-modeの公式コンテンツになるしかお金もらえない。auは事実上、ケータイはネットじゃないからどうしようもない。
お金、技術、楽しさの3つを求めるプログラマーは、iPhoneに流れると思う。まぁ、英語という言葉の壁はあるが、ユーザー、すなわち、市場の規模が桁違いだ。iPhoneアプリは世界中に売れるからね。

あとからGoogleもMicroSoftも似たような世界を作るだろう。日本ではできないと思う。あんだけの大掛かりな投資を今の日本の会社の経営陣は決められないだろう。過去のAppleのように追いつめられたわけでもないし。

ここを読むのはほとんど知り合いだろうから、ソフトウェアビジネスの上で大事なことを書いておく。日本でソフトウェア会社を興してもつぶれていくのは、市場が小さすぎるから。気の利いたソフトを作って売り始めたとする。最初はいいが、売り切りにするとバージョンアップをしてライセンス料をもらいなおすしかない。しかし、バージョンあげるからにはなにか、目玉がないといけない。しかも新しいバージョンを前以上に買ってくれなければ困る。そんな素晴らしいことはめったにおきない。普通は「古いのでいいよ」とユーザーはバージョンをあげない、もしくは別のソフトにいってしまう。これがむつかしいソフトならメンテナンスフィーをとり続けるという方法もあるが、普通は売りっぱなしなのでそんなことはできない。かくして、売り上げは細る割りにプログラムは豚のように太っていき、最後は自滅するというのが日本のソフトウェアの宿命だ。そう、ソフトウェアを売るならグローバルで売らないと長期的に存続できないのだ。

にもかかわらず、間抜けな経営陣や部長は「海外まではねぇ」という。この「まではねぇ」が間違いだと、明確に教えてくれたのは、ゲームソフトだ。ゲームソフトはいまでこそ当たり前に世界中で売っているが、これってすごいことだ。だからバージョンアップしても採算が取れるのだ。

今、再び情けないことが起きている。Saasとかクラウドなどといわれているが、それはすべてアメリカから提供されるサービスだけ。日本で、少しでも可能性がありそうなのは「はてな」くらいじゃないか?そして、saasの時代にはインフラ屋さんと運用屋さんは不要となる。

iPhoneアプリはちょっとがんばれば世界中に売れるチャンスがみんなに与えられている。これを見逃す手はない。今、IT系の労働市場でiPhoneアプリ書ける技術者は引っ張りだこらしい。でもね、よく考えてみてね。キラリと光るソフトを自社でiPhoneアプリ書けるエンジニアをよう育てない程度の会社で作れるか?って。ゲーム会社のほかはそんなノウハウすらないのだから、大半がつまらんソフトを作って消えていくだろう。

むしろ個人に商機があると私は思う。ネット上では大企業も個人も同じ扱いだ。この人、見てごらん。思ってるだけじゃおもしろくないので、書いてみることにした。しかも、XCodeはめちゃくちゃに進歩していた。MS Visual Studio真っ青である。今からデジタルクリエータにプログラマーなら成れる。俺が予言したとおり、プログラマーの復権のWeb2.0は起きつつある。もう少しだ。

唯一の難点はObjective-Cでしょうな。これは根性でカバーしましょう。ここにとてもよい入門書があります

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