最近、Micro:bitを触っている。

イギリスの放送局BBCが子供向けに開発し、イギリスの子供に無償で配ったマイクロコンピュータです。

というのが、ビジネス雑誌っぽい紹介になるだろうか。

入門レベルの情報はほぼ日本語化されているので、こちらをご覧いただくとおもいしろいかも。

日本では子供向けというとイチゴジャムというマイクロコンピュータがある。秋月電子でも売っている。
こちらにサイトがあります。

両方を見比べると、製作者の意図がよくわかる。

Micro:bitは日本語をふくむ多国籍言語での説明サイトまであり、開発環境ばブラウザー上だ。
(プログラムはHEXイメージになりパソコンにダウンロードする。Micro:bitはパソコンに繋ぐとUSBドライブに見えるから、そこにHEXイメージをコピペすればよい)

ボードには5×5のLEDマトリクス、スイッチ2個、温度センサー、加速度センサー、地磁気センサー、スイッチ2個、BLE(Bluetooth Low Energy)が搭載されている。
開発環境はそれぞれを使う関数は用意されていて、LEDマトリクスに文字や絵も簡単に出せる。
なんといってもブロックを組み合わせてプログラムを作る開発環境はマイクロソフトが作っているし、エミュレーターまでついている。
言い換えるとパソコンとボードだけでいろんなことができる。

一方のイチゴジャムは、古いコンポジット信号でテレビに映し出す。
HDMIはついていないので、古いテレビしか写せない。
さらに外付けキーボードを買え、と。爆笑
言語は今は打ち捨てられたBASIC。行番号打って入力していく1980年代の代物。
BASICのなにが悪いかというとオブジェクト指向で書けない。イマドキのソフトウェアじゃないのだ。いまさら素人が学ぶ価値はない。
おじさんがノスタルジーにひたることは止めないよ。
ボードにセンサー類はなにもない。LEDが1個ついてるだけ。
たとえボード単体が1500円で安くみえても、キーボード、ボロテレビやセンサーをいくつか買えばすぐにmicro:bitの値段を超える。
インターネットを利用して売っているのに、インターネットと切り離して扱えるのがウリ?
それって欠点を利点のように言っているだけじゃん。

Micro:bitの製作者は子供用だからといってまったく手を抜いていない。
そのまま大人が使ってもおかしくない機能をきちんと搭載している。
言語もイマドキのJavascriptとPythonだ。

イチゴジャムの製作者は「子供向けはこんなもんだろう」なのだ。
この程度のものを作るダメなエンジニアに限って「初心者向け」と逃げるのは昔からの傾向だ。
(言い訳はいろいろあるだろうが、micro:bitと比べれば大きく見劣りする、なんの発展もないパソコンボードだ。)
英語でサイトを作っても見向きもされないだろう。

みんなこんなものに見向きもせず、きちんと作られらたRaspberry PI(イギリス製)、micro:bit(イギリス製)、Arduino(イタリア製)の元で、C, Pyton, Javascriptのような今時の正統なプログラミングに触れてほしいものだ。

 

日本発というマイコンボードは、手抜き製品しか出てこない。
大昔、Gainerというマイコンボードがあったが、今みたらサイトすらない。(http://gainer.cc)
作った奴らは当時はホラを吹きまくってたっけ。あいかわらずワケのわからん出口のない「プロトタイピング」しかできないグッズを売っているようだ。(KONASHI ? “子なし”って未来ないじゃん)

日本のスマートフォンと同じではなかろうか。

じっくり考えずに海外のアイデアをパクリ、似たようなものをイージーに作る。
すべてに共通していることは、ソフトウェアの作り込みが甘い、甘すぎる。
その結果、なにもわかっていないマスコミにより日本で少しだけ話題になって製作者のエゴは満足される。

例によって「立役者」とかおだてられて。

でも、ただそれだけ。

数年後には巻き込まれた素人は「あれはなんだったんだろう」と思う。
長期的には害にしかなっていないように感じる。