投資の動機
最近、IT系の専門誌ではAIをローカルで動かすことが流行のテーマです。
もちろんAIはCPUリソースを大量消費します。
また、Docker(コンテナという概念でシステム環境を管理するツール)を使ってシステムを作ります。普段使っているMacじゃ実力不足になってしまうし、最近のパソコンに搭載されているNCUにも興味がありました。
気付いたのですが、Macは普段使っているぶんには便利です。それは間違いない。
でも、AIや開発をしようとするとインテルCPUのマシンがあったほうが便利です。
乗っかっているOSはWindowsでもいいですが、今のMicrosoftのWindowsに対するやり方を見ていると、いいとは思えません。デスクトップにお金払ったユーザーに向かって広告を出す。Windows10の例でもわかるように儲からなくなるとバージョンアップのサイクルを短くする。
これがなにを引き起こすかというと、当然、Linuxユーザーの増加です。
私のブログをあまり読まない人のために繰り返しますが、レンタルサーバー、通信機器、Androidスマートフォン、などなど世の中を影で動かしているオペレーティングシステムは明らかにオープンソース、フリーのLinuxです。
しばしば雑誌に「Windowsから乗り換えやすいLinux」としていろんなLinuxディストリビューション(パッケージ)が特集され、MintだZorinだと書き立てていますが、騙されないでください。あれはライターが日銭稼ぎのために無責任な記事を書いているだけで、すぐに限界に行き当たります。なぜならば多くの大掛かりなソフトウェアはUbuntuをターゲットに作ってあることが多いからです。そこで「WindowsライクなOS」は捨てることになります。
Ubuntuデスクトップをカスタマイズしたいならば、Gnome Extensionをインストールしてください。いろんな人がこれについて書いてます。Windows風やMac風になります。Ubuntuはインストール直後のデスクトップで評価すべきディストリビューションではないのです。
今回、インテルCPUのPCを買う理由はAIでもDIFYを動かしたかったからです。
DIFYを一言でいえば「AIエンジンを自分のナレッジでカスタマイズできる」オープンソースのソフトウェアです。今はAIそのものの評価でchatGPTがいい、Perplexityがいい、いやいやGeminiだなどと言ってますが、それはユーザーが製品を評価しているだけで、ビジネスにはなり得ません。すでに「AIには正しいプロンプトを渡す必要がある」などというくだらない話をしている会社がありますが、私の想像ではGoogleのSEO対策が意味を持たなくなってきたので、業態を変更しようとしているのでしょう。しかし、そんな付け焼き刃の商売はAIの進歩で消え去ります。これは予想ではなく、AIの進歩の方向を見ていればわかることです。
日本だけが取り残されているという事実を知ってください。
すでにGoogleの使い方にあらわれていますが、いまだにみなさんの周囲は検索ってキーワードをブランクで区切って入力することだと思っていませんか?笑っておられる方もいると思いますが、海外では検索欄に質問文を入れるのが普通です。
なにを買ったか
インテルCPU→AMDが乗っているPCがほしくて、流行っているMini PCを調べました。Mini PCとはNote PC用のパーツを利用して超小型に仕上げたデスクトップ用PCです。
いろいろ考えてちょっと長めに使いたいのでGEEKOM A8というパソコンを買いました。AMD Ryzen 9 8945HS搭載機種です。メモリーは32GBですが増設するつもりです。
Amazonで少しだけやすかったので買いました。仕上げはきれいだと思います。
小さいマシンは冷却ファンがうるさいかな、と思いましたが、NASに比べたら全然静かです。
これをうるさいって人はたぶん6畳1間でずっとこれにつきあってなきゃいけない人じゃないだろうか。
しかし、新興パソコンメーカーの悲しさでサポートがイマイチです。
マニュアルというものが雑で、メンテナンスやトラブルシューティングについてなにも書いてありません。
BIOSはOSに関係ありませんから、プリインストールのWindowsが動いているうちにダウンロードして最新のものにしました。
次にUbuntuをインストールするのですが、買ったばかりの私のA8はどうもUSB端子のひとつが壊れているようです。
ただいま、サポートに問い合わせ中。土日には返事がありません。元サポート部門にいた私としては土日はしっかり休んでほしいので、喜ばしいことです。
続く