なんとなく投資家の著名人達は今年、9月10月に「調整が入る」という言い方で、株価が下がることを予見しているようです。
本当ならば年末11月くらいにバーゲン価格で株を買えるかもしれません。私も狙っていますが、億り人になるチャンスです。金融資産を大きく増やす方法は誰もがだめだと思う時に復活する株を見極めて買うことです。こういう時にバフェットのいうバリュー株の考えが役立つのです。普段、バリュー株を探している人は愚か者といえます。
以前、書いたようにアメリカ株とかS&P500とかはやめといたほうがいいでしょう。
上がらないとはいいませんが、債権の値上がりより悪ければリスクがあるだけ投資案件としては劣ります。まだ、コモディティ(金、銀、プラチナ、銅)買ったほうがいいことになります。
もっといい投資先を見つけるために、今の経済情勢を見てみます。
ところで、これを読んでいる私と同じ日本人のみなさんは西側諸国の動きはメディアに出ていますが、それ以外の国の動きって気づいてますか?
BRICSという言葉自体はゴールドマン・サックスが考えついたたいした意味をもたないバズ・ワードです。
しかしアメリカがブラジルに50%の関税をかけた、中国へは今日は25%で日本と同じ。カナダへは35%と言っているようです。
ベトナムのようにアメリカに折れた国もあれば、カナダや中国のようにまったく折れない国があります。
なぜでしょうか?
とくに中国はこの関税騒ぎをよそにGDPが上がっているのです。ついこの間、土地のバブルで沈みましたが、14奥人も国民がいる国の動きはたった1.2億人しかいない日本の想像を超えます。不況になると共産党という赤い皇帝の独裁の強みが出ます。
損した人間は放っておいて、別の施策を進められるのです。習近平は土地バブルの問題の責任を問われ8月に失脚するだろうという予想があります。一方で今回の中国はアメリカの関税攻撃にまったく屈しませんでした。彼らはアメリカの足元を見たのです。
GDPは中国がアメリカにすでに頼っていないことを示しています。
世界は認識を変えたでしょう。
中国は巨大な内需をもっています。アメリカが短期的な考え方しかできない現在、ほとんどの国が中国を「巨大な工場」ではなく「巨大なマーケット」として見始めているのです。
ブラジルは中国の市場に目処がついているからアメリカから50%の関税をかけられても平気なのではないでしょうか。
ここからわかることは、世界は「西側諸国とアメリカ vs. 共産主義」から様々な経済圏に分かれると考えたほうがよさそうです。
個人的には日本が再度、輝くチャンスだと思います。
ただ、政治家が他国に向かってリーダーシップを取れば、です。多くの海外支援、皇室といったキラーカードをもった国ですから、もうアメリカの顔色をうかがう必要はないと思います。