テクノロジー遊び

発想はいいが残念なミニKVM

 

昨年、どっかで紹介記事を見かけて購入したOpenterfaceというミニKVM
KVMとはサーバールームでよく使われるのですが、複数のサーバーのHDMIとキーボードポートを繋いでおいて一組のディスプレイとキーボードで切り替えながら操作できるものです。コンピューター黎明期からあります。

ミニKVMはパソコン側(Windows, Mac, Linux)にUSBケーブルをつなぎ、制御したい機器側のHDMIとUSBポートにそれぞれケーブルを差し込む。こんな感じ。

制御側パソコンにはUSBケーブル一本で、画面とパソコンのキーボード入力ができる。

パッと見た感じ、すごくないですか?
Raspberry PIなどに繋げられるならディスプレイもキーボードもいらないってことです。

が、このOpenterfaceにはいろいろ問題がありました。

1.来ない。。。

たしかクラウドファンディングで見つけてお金払った気がします。3ヶ月くらい来ず、諦めていたころ到着しました。

2. コントロールできない組み合わせ

とりあえず手元にMacBookとWindows PCがあったのです。
なのでMacからWindowsをコントロールしようと、Mac側にアプリを入れWindow PCのHDMIとUSBポートにそれぞれ接続しました。
めでたくディスプレイイメージがMac上に出ました。しかし、Mac側からの入力は一切受け付けない。
ダメな組み合わせがあります

3. 実用にならないターミナルモード

一番やりたいRaspberry PIのUSBとHDMIに接続してみました。今度はコントロールするPCはWindowsです。
RaspiはGUIではなくCUIしか入れてありません。そこでapt updateなどをやると画面がぐちゃぐちゃ。そして字が異様に小さい。どこ探しても画面解像度の変更がない。
ドキュメントを見ると情けないことに画面をJPEGとして送っているようです。
そりゃ、処理が追いつかないだろ。

2025/05/04 追記:メーカーに問い合わせてRaspberry Piでのフォントサイズの変更方法を教えてもらいました。

setfont Lat15-Terminus32x16

 

実は先日、ドローンのテストのために海に行ったのです。
前夜まで動いていたRaspberry PIのSSHが接続できません。
海にはなにも持っていっていないのでトラブルの理由がわからず断念するしかありませんでした。そこにこのKVMはどうかと思ったのですが、トラブル修復までは無理っぽいです。
スマホにパソコンなどたくさんディスプレイはあるのに、また購入しなきゃいけないってどうなんだろ?類似のものを探し続けたいと思います。

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