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ドローンボートについてKindle出版した

Kindleで出版しました。このブログで振り返ると2ヶ月かかったことになります。

過去に出版した本は数冊ありますが、すべて出版社をとおしていました。

ご存知ないかもしれませんが出版社はみなさんが考えている以上に規模は小さく、出版は社長決裁が普通です。つまり出版社でも本の出版はかなりの決断と投資なのです。

今回、書いた本はドローンの船(ボート)の制作についての本です。

ドローンといえばマルチコプター(ローターがたくさん回って空を飛ぶタイプ)が普通ですが、船のドローンもあります。残念なことですが、ウクライナが大量生産してロシアの軍艦を沈めていますよね。

そういう船のドローンは「言われてみれば」程度の認知度しかありませんので、読者は相当に限られると思っています。いわゆるロングテール部分の読者を期待するしかありません。

出版社を口説いて依頼して物理的な本を作っても書店に置いてもらえる期間はせいぜい一週間です。以上のことを考えて出版社に持ち込まず、Kindleで出してみることにしました。



(画像をクリックするとAmazonの該当ページが出ます)

Kindle Unlimitedだったら無料で読めます。どうぞ。

Kindle本は特有の面倒さがあります。
今回の原稿は、図表が多いので、うまく張り込むために結局Microsoft 365を契約しました。Kindle電子本がdocxを受け入れるからです。印刷本のほうはPDFです。
ページレイアウトがもっとも大変でKindleの案内どおりにやったのですがうまくいきません。電子出版とペーパーバックを出しましたが、電子出版は図表が入るとレイアウトが崩れます。原稿の中身を書くことよりも、このレイアウト問題のほうが困難でした。
今後の課題でアップデートをかけないと文句いう人もいると思います。

表紙は家内の友人に書いてもらいました。技術書にはないテイストで、目立つと思っています。表紙のレイアウトはcanvaを使いました。使いたくなかったのですがパワーポイントもKeynoteもページ設定をミリで行うと狂うので、みんなが使っているcanvaを使うことにしたという経緯があります。(Amazonはミリかインチで大きさを要求してきます) この記事のアイキャッチ画像もcanvaで作ってみました。

ソースコードやパラメーターの一部はgithubに載せていて、質問もgithubのイシューで受け付けるという今どきの構成になっています。

ここ2ヶ月、ドローンボートについてのブログ記事をまとめ原稿にすることは大変でしたが、おもしろい体験でした。
日本でもドローンボートを作っているメーカーはあります。しかし、オープンソースのArdupilotより技術レベルが高いとは思えないでいます。さらにドローンボートの製作について技術情報公開をしている企業がないので、あえて逆のアプローチを取ってみました。もともとオープンソースを扱っている以上、必然的に技術はシェアする方向に賛同している立場です。

Kindleで個人的に出版しようが、Amazonという巨大な本のマーケットプレイスの中では出版社発行の本と同等に扱ってもらえるということが、マーケティング上、大きなメリットだと私は考えます。

公開レベルでは一足早く「先生」ですかね。笑

まだまだネタをもっているので、また書こうと思います。

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