ITで遊ぶ

WordPressによるECサイトの運用

退職して独立すると過去に言いたかったことをブログで公言できるようになりました。

今回は私がECサイト運営について考えていることを書きます。ECサイトを副業にしたい人の参考になると信じています。

このサイトのはWordpressで動かしているのですが、先日、ご覧のようにテーマをCocoonからTCDのAngelに変更しました。

Angelは有料テーマなのですが、別にこのブログに「有料テーマを使ってでもかっこよくしたい」という思いがあったわけではないんです。
数年前に持っている商用サイト(https://mind-craft.co.jp)を何とかしたいと思い、いろいろ検討する中で有料のテーマがどれくらいの機能なのか知りたくて買ってみたのでした。

一応コメントしておきますが、今まで使わせてもらっていたCocoonは素晴らしいテーマです。有料であっても驚きません。もともとWordpressのテーマはデザインだけだったはずですが、プラグインの役割であるべきかどうかの曖昧な壁を全てと言っていいくらい吸収してくれていて、デザインも機能も高いレベルにあります。

多くのブログ運営者はCocoonの採用を検討するべきです。
ただ、Cocoonを使っているサイトが多いので、どこかで見たデザインになるという悩みもありますね。

今回、私のECサイトは全面的にWordpressにして、カラーミーからの脱却を図りました。
最大の理由はレンタルECサイトシステムを使っていると、他と差別化したECサイトに出来ないから。
楽天や独立系のサイトで買い物するとお分かりのように、どこも大した差はありません。写真はメーカーからもらい、商品説明もメーカーから貰ったもの。
買う人はボイントと値段しか比較する要素がない。商品にはいろいろ違いや向き不向きがあるのに、そんなことにお店の人は関心を示さず、まったく別の人がやっている「比較サイト」にお客を取られる始末。

単なる流通サイトでも、あなたが参入して売上を上げるチャンスはあります。

WEBプランナーとか言っている連中が、デザインを変えたり、導線変えたりして「ABテストの結果」とかほざいていますが、最重要であることは取扱商品とコンテンツです。
他は小手先のごまかしにすぎません。よくあんなつまらんことで、給料をもらえるもんだ。
はっきり書きますが、もうGoogleのリスティング広告なんて誰も見てません。
「スポンサー」ってかいてあるところにほしい情報がないことはわかっているので、検索結果までスキップしますよね。

あなたが「おかしい」と感じていることは事実なのです。

私は多くの人の需要に答えるつもりでやたらと店に商品を並べるのではなく、特定のジャンルの専門家になって自信のある製品を売ることがECサイトの王道だと思っています。
なぜならば、延々と商品を並べていたら、どんどんAmazonと同じような商売をすることになるからです。

インターネットの世界でやっていけるお店は個性のあるお店であって、百貨店のような無難な作りなら、品揃えの多いヨドバシカメラやアマゾンがいいに決まってます。

あなたが女性なら特定のショップは商品が並んだとたんに、数分で売り切れていることを知っているはずです。
それはなぜでしょうか?

個性的ECサイトを考えECサイトサービスの問題点を上げると

  • 商品の解説が自由に書けない。説明文を読みやすくながしこめない。
  • 思い入れのある、その店ならではの話を書けない。
  • 独自の商品群で見せられない。
  • インボイス発行、アップセル、などなどの機能にいちいち毎月カネ払わなきゃいけない。長く運営していると、もの費用はすごく高価になります。300円の機能拡張が一年で3600円です。

ECサイトのお仕着せを打破するために、私はECサイトとブログの連動をさせていました。カラーミーには「どこでもカラーミー」というJavascroptを貼ることで話題になっている商品を組み込むことができたのでした。

このような2システムを組み合わせて運営していると、ブログという性質から商品の一覧性がとても悪くなってきました。

最近の洒落たECサイトはサムネイル写真が正方形で、スッキリと見えます。古いサイトをキレイに見せるには記事に手を入れねばならず小手先でできるものではありません。

WordPressはご存知ない方もおられるかもしれませんが、情報を書き溜めて訪問者に見せるシステムとしてはデファクトと言っていいくらいの圧倒的な地位をしめています。

そのためWordPressをエンジンにしていろんなシステムを作る試みがされてきました。
Chatworksのようにするもの、5chのようにするもの、そしてECサイトにするもの。

ECサイトについては、プラグインとしてメジャーなものにWoocommerceがあります。
WooCommerceは私にとっては理想的で、固定ページ、投稿、商品がそれぞれ別のページとして扱われ、書き分けることができるのです。

しかも、WooCommerceはWooPaymentという支払いシステムももっていて、いろいろな決済が可能です。
すでにクレジットカード決済は確認しました。クレカってVISA、Masterが使えればどこのカードでもいいわけですから。

現在使っているカラーミーでは決済システムとしてペイパルを使っていました。
そうすると、カラーミーが提携している決済代行会社イプシロンのペイパルを使わないことになります。
それが気に入らなかったのでしょう、Amazonペイメントを使いたいなと思ったけれども、イプシロンのサービスを使うことは断られてしまいました。
こういう理由を告げない断りって、その後ずーっと決済について不自由が続くわけで、カラーミーも使うことを諦めるしかありません。
イプシロンの人はその迷惑度合いを考えてもいないのでしょう。
さようなら、カラーミー。

そこでWooCommerceを採用してみたのですが、数年前に検討した時よりぜーんぜん簡単に導入できました。
無料のテーマはイマイチでしたから、またTCDからWooCommerceサポートのテーマを買いました。
これはなかなか使えるし、カスタマイズがメニュー形式ですから簡単かつ普通の人がやりそうなことは十分できました。

デザインはちゃんとした教育を受けたこともないし、あまり感心がないので、有料テーマは助かります。

まだ、試行段階ですが、多くのショップがWooCommerceを利用して、安価な運営ができて個性的なショップを作れると思います。事例はこちらからたどれますよ。
もちろんWooPaymentのクレカ決済とPaypal決済は両立しています。

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