糖尿病がひどいと血糖値を下げるホルモンとしてインシュリンを注射したりします。
しかしインシュリンがきちんと出ている人でも糖尿病になることがあり、「インシュリン抵抗性」などと呼ばれていますが、医師もはっきりわかった言葉ではないと言っていました。
人体はやっかいなことに血糖値を下げるホルモンは一種類しかなく、血糖値をあげるホルモンは成長ホルモン、副腎皮質ホルモン(コルチゾール・アルドステロン)、 副腎髄質ホルモン(カテコールアミン)、甲状腺ホルモン、グルカゴン、ソマトスタチンなど多数あります。
ストレスが血糖値を上げることがわかりますね。
グルカゴンも糖尿病では注目されており、こんな本すら出版されています。
もちろん著者はれっきとした医師です。
それではグルカゴンを抑制するにはどうしたらよいのでしょうか?
糖尿病でしばしば話題になるGLP-1がここでも出てきます。
GLP-1はグルカゴンを抑制するとのことです。(こちらを参照してみてください)
GLP-1は薬でも存在します(リベルサス)。食欲抑制剤として知られています。
が、高い。そして飲み薬は効きにくいです。
医師の解説だと、もともと注射を無理に錠剤にしたので効き目はイマイチだとおっしゃっていました。
そのGLP−1の分泌を促すには食物繊維、EPA,乳酸菌、鉄分だということです。(こちらを参照してみてください)
EPAは魚から取ろうとするとタイヘンですが、サプリは安いです。
食物繊維もイヌリンは安いです。
糖尿病は生活習慣病のため、一筋縄ではいかず、なかなか複雑な論理です。
インシュリンにのみ注目せず、他の要素に注意を払うとHbA1cが下がるかもしれません。