テクノロジー遊び

リチウムイオン電池でバッテリーパックを作る

ドローンは強力なモーターを回します。

扱いが簡単なゲンゲンはリン酸鉄リチウムイオン電池(LiFe電池)です。
典型的なリチウムイオン電池は18650と呼ばれる形態です。(タイトルの写真)約3000mAH, 放電時20A 最大35Aを出力します。

中国製で極端に大きい値 9000mAH などを示したものがありますが、嘘ですから注意してください。

ひとつ 3.6Vです。ふたつ直列にすると2セルと呼び 3.6V x 2 = 7.2V。3つ直列にすると3セルと呼び 3.6V x 3 = 10.8V 4つ直列にすると14.4Vとなります。
この電池はもともと電動自動車用に開発されました。電気自動車ですと、この電池を4000個ほど搭載するようです。

さて、18650電池の充電については多くの記事がネットに掲載されています。
ほとんどがBMC(Battery Management Circuit)をつけて充電しろ、という当たり前の話です。

電池パック(例えば、3.7Vx4 = 14.4V)は電極をニッケルでスポット溶接されています。
そしてBMCで管理できるように、並列でバッテリーをまとめてあります。

そこで中国のAliexpressを探すと、こんなバッテリーパックのDIYキットがありました。
まだ日本では殆ど知られていないと思います。

ただし、ニッケル導線を電池に取り付けるにはスポット溶接の必要があります。
それは結構小規模な装置でできます。

面倒といえば面倒ですが、私は18650の電池を大量に持っているので苦肉の策で採用しております。

安いものだと1500円くらいであります。
Youtubeに詳しい使い方を紹介してくれる動画があります。

これは購入してみたのですが、動画よりいろいろなところが改善されています。

レベル4くらいで添付の0.1ミリ厚のニッケルはがっしりつきます。
添付のニッケル板があるのはありがたいです。練習できます。
これはこれでいいです!少しの溶接だけしたい人は添付の溶接棒だけで足りると思います。

こんな感じで作りました。

電極をスポット溶接していきます。

電池には電気が蓄えられていますから、神経を使います。

追記:ただし出力電流が限られていてモーターなどはつなげません。BMS(Batteri Management System)がそれ用のものでないとダメです。
ドローン用にと期待したのですが、ダメです。

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