ほんの4年前にSONYのDAPを買ったのだけれど、もう手元にありません。
「音楽なんてiPhoneとM1 iMacで十分じゃないの」と思っていたのですが、使っているといろいろ不満がでます。
私が考えるオーディオプレイヤーの「いい音」って
- ホワイトノイズが聞こえない
- 山下達郎の「クリスマス・イブ」でコーラスの高音が潰れない
- 山下達郎の「クリスマス・イブ」で冒頭のベースがしっかり響いている
- 山下達郎の「クリスマス・イブ」で楽器の定位がわかる
- 山下達郎の「クリスマス・イブ」でドラムのスネアの響きが途切れない
と「クリスマス・イブ」聞いて決めてます。自分なりの尺度なので許してね。
マイクロSDカードの価格が確実に下がりつつあり、128GBでも2000円しないのですから、非圧縮のWMVファイルでも大量に音楽を持ち歩ける時代になりました。
私はiTunesにほとんどのCDはAACで保管してあります。
先日、ONKYOが倒産しました。
そこでONKYOや音響機器で協業していたPioneerの製品が安いんじゃないかとAmazonを調べたらPioneerのDAPが半額でした。(もう製造終了だし)
オーディオプレーヤーは日本ではSONYだけが頑張っていて、Pioneerのように市場から消えていくメーカーばかりです。それはビジネスのやり方が悪いからであることは明白です。
中国からFX-AUDIO, Topping, AGPTEK, HOMMIE, Cayin, Fiio などなど数え切れないメーカーが日本でもビジネスをしています。
次に買い換える時はおそらく中国製でしょうね。
このPIONEER private XDP-20は安いのに、なんと本気のバランス出力がついています。
オーディオマニアでない人にバランス出力を解説すると、いままでのイヤホンってアースが左右で共有されています。これを「アンバランス型」と呼びます。内部の処理を完全に右用、左用と分けて出力もそれぞれ出しているものを「バランス型」といいます。
間違えないようにアンバランス型のイヤホン端子は3.5mmのよくあるもので、バランス型は2.5mmか4.4mmになっています。
このXDP-20の場合は2.5mm端子がついていて、左右それぞれDAC(Digital Analog Converter)から別々だということです。
とりあえず、バランス型のイヤホンが欲しいのですが、普通のメーカーさんのはとても高い。
茶楽音人のCo-Donguri Balanceをメルカリでゲットしました。(もう販売は終わっているようです)
さっそく聞いてみました。うーん、いい音ですが「おっ」というほどではありません。
イヤホンを200時間エージングしたらよくなったという話もあるので、やってみようかな。
さらにネットを探していると「価格がバグっている」という製品を発見しました。
CCA NRAという製品で、静電ドライバーなのだそうです。
これにJSHiFiのバランス型用のケーブルを取り付けるわけです。
イヤホンのバランス型用のケーブルって平気で一万円を超えるものもあります。
これは1880円。常識の範囲内か。
これは驚愕のいい音で聞こえます。
しばらくこれでいきます。
あいかわらずSONYのノイズキャンセリングヘッドフォンWX-1000xm2は現役で活躍しています。
おもしろいことに、これ電源入れずにラインで直接繋いで聞いてもかなりいい音です。
やっぱり有線のほうが音質の差は歴然です。
しばしばイヤホンをなんでもかんでも「ドンシャリ」と否定している人がいますが、私はいいイヤホンはすべてドンシャリだと思っています。高音も出れば低音もズシンと出る。なおかつボーカルの普通の音域が前に出てきていればOK.
数年前に家人が買って、家においていったAKGのK-701(古いからMade in Austria)の端子を3.5mmにして聞いていますが、モニター用のこれだって「ドンシャリ」と言うなら言えます。
いつもながら思うことですが、オーディオ機器の良し悪しなんて、料理と一緒で好みの問題じゃないでしょうか。
ただ、リアルのコンサートに行って耳は肥やしておかないと、オーディオ機器だけで議論しても仕方ないと思います。