テクノロジー遊び

卓上で便利な周波数カウンター

延々と中国サイトと日本のAmazonを探してついに理想的な周波数カウンターを見つけました。(画像をクリックするとAmazonへ移動します)

なにがいいかというと、

  • 小型
  • 5V以上駆動 (=USB電源で動く)
  • 1Hzから9MHzまでフラット(7桁がフルに使われる。ごまかしがない)
  • 入力は30VまでOK?(説明書に書いてあった)

わかりにくいかもしれませんが、1Hzを測定すると表示は[1.000000]と出ます。
低い周波数の時は端数もたくさん出ます。9MHzは[9000000]と出ます。
たかだか10MHzくらいまでしかカウントしてくれなくても、フラットにカウントしてくれる周波数カウンターって意外に見つからないと思います。
低い周波数の時は細かい小数点以下まで気になるし、高い周波数ならどうでもよくなるという人間の感性に沿った表示だと思うのです。
赤いスイッチを切り替えると波長も出る親切設計。

他のものは測定レンジが狭かったり、表示桁数が少なかったりします。
単純に7桁、8桁までカウントしてくれるものは実用になるので貴重です。

測定器自体はAVRマイコンで20MHzのクリスタルで駆動されています。

ですから5MHzくらいまでが限界かもしれません。

真面目な周波数カウンターよりも、敏感な反応をするところは長めの測定をして平均を見るというところでカバーしたいものです。

はんだ付けするキットですが、1599円は安い!

制作上の注意ですが、レギュレーターICと横の電解コンデンサーは線を短めに取り付けてください。高さを気をつけないとケースに収まりません。
あとは難しいところはないです。抵抗二種類、セラミックコンデンサー2種類ですからややこしくもありません。

追記:やっぱり入力がCPUにそのままですから、汚い信号だときちんと数えてくれないのはご愛嬌でしょう。
記事を書くと思いますが、きれいな矩形波だとしっかり仕事してくれます。笑

追記:やっぱりCPUに直接、信号を入れているので汚い信号だと誤動作します。
プリプロセッサーが必要なようです。作ろうかなぁ。どうしよう?

どうするかというと、まず、トランジスタで電圧増幅をせねばなりません。
入力信号によるのですが、トランジスタは入力信号が0.6V以上でないと増幅しないという性質があります。

だから、

こんな回路でR1,R2で電源を分圧して信号の電圧を0.6V以上にもちあげます。

R1が曲者で信号の強度により調整しないといけないのでボリュームであることもあります。

RLはトランジスタに流れる電流を決めますから、トランジスタの特性と相談しましょう。

2SC1815はよく使われますが、周波数特性が低いので注意してくださいね。
マイブームは2SC3355です。足のレイアウトが狂気ですが7GHzまで仕事をします。秋月電子で売ってます。

出てきた出力を単純にカウントするだけなら、74HC14なんかの論理ゲートでオンかオフかに変えてしまうことがオススメです。
オシロで見るとそれはきれいな矩形波になり、カウンターにつっこめます。

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