まず、久しぶりだけど木村岳史さんが書いた、
デジタルにおける失われた20年、コロナ禍が暴露した日本のトホホな現状をじっくり読んで欲しい。
ここには過去、20年のIT業界の変化がまとめられている。さすが、モノ書き業と褒めておこう。
いまだに「俺様システム」を使っている愚かな企業は、今回のコロナ騒ぎに対応できない。
というのも、私個人が感じていることのひとつに
「オンラインでは商談の時間が確実に短くなっている」
という歴然たる事実がある。
社内ミーティングしていて「ブレーンストーミング」やってても(日本では聞かないが海外では大ウケの)Muralで仮想ポストイット貼っていても、物理的ミーティングだと「20分で」がバーチャルミーティングだと間延びするので「5分で」とかになっている。
これって御用聞き営業に取っては極めてやりにくい状況のハズ。
だって、みんななんとなくだけど、一刻も早くオンラインミーティングを切り上げたい。
あなたも、そう思いませんか?
そして、木村さんのいうDXなんてものを決断したいでしょうか?
こういうオンライン商談でお客さんが決断する場面はどういうものかは教えてあげないけど、一般的にオンライン商談でそうそうクロージングできない。
コストダウンが迫られていて、人手でカバーするはずだったことをRPAやらなんやら、人手なしで自動化しなくちゃいけなくなったでしょ?
こんな時に「俺様システム」の保持、拡張ができますかね?
個人的にはERPにますます風が吹くと思っています。
「ERPは高い」とか言ってる人がいるけど、それって「IBMの給料は高い」ってのと同じくらいの幻想だし、
イマドキのERPは3ヶ月おきにアップグレードされる。
あなたの「俺様システム」のアップグレードって消費税10%の時以来、ないのでは?
DXどうするの?
つまりIT業界で儲ける方法は単純で「ERPをインプリできるコンサルになる」でOK.
5-10年は食っていけます。
それから先?資本主義がどうなってるかもわからんのに、安易に答えを求めてほしくないね。