Dremel 3D 20を使って、いろいろやっていたらだんだん不満が出てきた。
複雑なものを作ると、細部が雑。もっと精度をあげられるかもしれないが、調整項目はない。
簡単にスタートできるものってそういうもんですわね。
と思って使っているうちにやってしまった。
ヒーターノズルを折ってしまった。
いろいろやったが取れず、ヒーターブロックごと交換するしかない。
Dremelのパーツは公開されておらず、サポートに問い合わせ中だが売ってくれるだろうか。
(追記:連絡がついて売ってくれましたが、送料ふくめ1万円ほどします。高住津のプリンターだと5セットヒーターが買える値段です。)
3Dプリンターの基本的なことはわかったので、自分で組み立てるプリンターに興味をもってしまった。
いろいろ探していたが、定評があってアジア圏で有名なのがこれ。
Alnar M508
廉価版がGeetech RepRap Prusa i3とかいろんな名前で出回っています。
RepRapプロジェクトというオープンソース3Dプリンターのプロジェクトがあり、圧倒的多数の3Dプリンターがこの設計によるらしいです。
価格は3万円を切りますが、完成品だと10万円超えの機能らしい。
それは調整が大変ということだろうと覚悟をした上で思い切ってAmazon購入してみた。
いや、あのね、すごい精度のパーツ群なんですけど。
しかもマニュアルとビデオ完備。
バージョンアップが激しいのでちょっと内容が違うのもご愛嬌。
DIY系なのでどのパーツもバラで売ってくれる。
ネットには情報がいっぱいあるし、私も屋上屋を架す感じだけどAmazonレビューに調整方法を書いておきました。以下、転載。
アクリル板の紙はがしは、カッターで端を少しつつくと剥がし始めることができます。爪だけで剥がそうとすると、とても時間がかかると思います。アクリルは意外に傷はつきにくいです。
組み立てはマニュアルとビデオと両方必要です。マニュアルでネジの種類を確認し、ビデオで組み立て方を見ると間違えないです。
もっともビデオにはマニュアルにない工程もありますが。
ドライバーは電動工具も用意したのですが、ビデオを見ていると付属の細めのドライバーのほうが締めすぎず、いい感じです。意外。
ただ付属のマイナスドライバーは電源のネジに入りませんでした。
Z軸の調整ですが、グリースが必須です。組み立て後、塗布してください。
さらに、真鍮の軸受を組み立て後、ゆるめてなじませる調整も必須。
このプリンターの唯一の欠点といってもいいかも。
ホットベッド、ノズルの位置、Z軸のストッパーの調整はシビアです。かなり時間がかかりました。
まず水平を出せる水準器か、スマホアプリ(水準器の役割をするアプリはいろいろあります)を用意します。
本体をできるだけ水平な場所に置きます。(電源は入れません)
まずX軸が水平になっているか確認してください。Z軸がスムーズに動くためには確認しておくべきことです。
(なぜかビデオにはない)
それからノズルとホットベッドのあいだに紙を一枚挟んでゆっくりヘッドを動かしてあたらないけど、紙がとおるくらいの感覚に四隅のネジを調整します。
結果的にホットベッドも水平になりますので、ヘッドをぶつけないためには先に余裕をもたせて水平を出しておくと調整が楽です。
ヘッドとホットベッドの間がどこでも紙一枚分のすきまができればOK.
Z軸を少しモーターを手で回してあげて、ヘッドとホットベッドの間を4ミリにしたところでスイッチが入るようにZ軸のストッパーを固定しましょう。
ここまでできたらAuto Homeも可能で、テスト印刷できるはずです。
(転載終わり)
ソフトウェアは結構バージョンを重ねてるし、今後も期待できます。
テストプリントしてみていますが、Dremelより仕上がりがきれいです。
さぁ、もう少し勉強したらバンバン「印刷」するぞ。