サラリーマンのふり

フリーランサーを使っていい分野悪い分野

起業している人、サラリーマンを問わず自分がもっていない専門分野についてフリーランサーを利用できないか?と考えると思います。

ここでは私の体験(事実)をいくつか書いてみます。

その前にフリーランサーとそういう会社を使うことの違いを書いておきます。

しばしば「会社を使ったほうが安心できる」という人がいますが、それはケースバイケースであることを指摘しておきます。こちらに書いたように、会社のマネージャーが起きている事件の意味がわかっておらず、とりあえず自社の無能なマネージャとエンジニアを擁護するような会社であるならば、会社を使うことこそがリスクとなります。

逆に製品であるとか、清掃サービスのような大掛かりなサービスは会社にお願いしたほうがリスクをヘッジできることはいうまでもありません。

一人の人が一定時間働くことで成果がでるものは、支払う側はその人の賃金に限りなく近いことが好ましいわけです。しばしば物事をわかっていない人は支払額とその人の賃金の差分は「儲け」だと呑気にいいますが、もしそうならばあらゆる会社は事務所すら借りることが買い手にとって不誠実だということになります。

(世の中、不平不満をいう人ほどたいした付加価値をもたらしていない人が多いので、意見を聞くべきではないと思います。無知を逆手にとって「素人にもわかるように」なんて説明したくもありません。その言葉自体、専門家の存在を否定していますよね)

そうはいっても支払額とその人の賃金の差分は、会社としての保証料とみなすことがあながち間違っているとも思いません。その保証が機能しないのであれば,会社に頼むことは間違っているといえます。

さて、フリーランス市場から人を調達するために、私は数度ランサーズを使ったことがあります。

わかったことは、写真、イラストやロゴなどのDTP系はまともなプロが多いです。私の知らない業界ですが、仕事にしている人が多いため切磋琢磨が働くのでしょうか。

一方、プログラミングの世界はIT業界でいう下請けが多く、技術力は期待できません。常々書いていますが、日本に優秀なプログラマーは少ないことが反映されているように感じます。

つまり、零細IT企業、個人プログラマーにシステムを委託することはやめたほうがいいです。

イマドキ、サーバールームを持つ会社、個人はいないでしょうけれども、クラウドを利用してなんとなく数百万円なら、歯を食いしばって内製化(社員を雇ってでも)することが正解です。内製化するとやっている本人は「仕様がはっきりしない」などという言い訳を許されませんから。

担当社員を雇ったら次に重視することは、クラウドで提供されているパッケージの利用です。
担当社員の尻を蹴り飛ばしてでも、探させて、それに業務をあわせられるか検討することです。

それでも使えそうなパッケージが見当たらない場合は、結構特殊なことだという自覚があり、なんとなく1000万円くらい払う規模かな、と思ったところで、富士通、日立、NECやIBMに依頼してみることです。彼らがやらなくても、まぁ妥当な子会社を紹介してくれるでしょう。

それ以外の独立系と称する零細企業に頼むことには相当のリスクです。
ウェブに書いてあることの半分もできないと考えたほうが妥当です。
言い換えると全額、ドブに捨てる可能性を覚悟してください。

こう書いて思うことは自分がいるITがもっとも費用が不透明ですね。

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