雑感(日記)

バリ島のどうしようもない点

バリ島に昨年までは毎年のように行っていました。

日本人がまず知らないであろう、北部にも行っていました。
(だって日本人を見かけないもん)

今年はアグン山が噴火しそうだということで、行く気が失せていたんですが、やっぱり噴火。

そうなるとバリ島のダメなところが全面的にあらわれてしまいます。

なにより、テンパサール空港しか交通手段がない。

もともと道路は悲惨です。
デンパサールからクタ、ぎりぎりウブドまでは広めの道路ですが他は「これが国道か?」と思うような簡易舗装の中央分離帯もない道が島中を巡っています。

雨の時はマジで危険。

バリ島の西のほうはジャワ島に隣接してるのですが、どうもフェリーでしか往復できないらしい。

フェリーから細ーいチープな道路が南側をとおっていますが、それで東に行くことは現実的じゃない。

日本でも有名になった「アニキ」とかいう人がバリ島の開発をしているようですが、このなにもない西でいろいろやられているようです。西が観光地として成功するのはいつなんだろうかと他人事ながら心配です。
あと、数十年後じゃないだろうか。

そのあたりの人々がおそらく誤解しているであろうことは、インドネシアにおいてジャワ島、バリ島、すべて外国人は土地を買うことはできません。

ウソだと思うなら調べてください。
そりゃそうですよ、お金のない人々に持っている土地を売ってもいいなんてやっちゃったら国土がほとんど外国人のものになりかねません。発展途上国では必須の法律といえるでしょう。

もし買えるといっている人がいるのであれば、それはおそらく詐欺にあっているか、詐欺を働こうとしているかどちらかです。

多くの外国人投資家のお金はクタの北部と、バリ島北部に投資されているようです。
日本人が知らないだけで、バリ島北部は毎年のように新しいリゾートがオープンしています。
これも日本人と英語圏の認識の違いのひとつかもしれません。

話を戻します。

北部から西部に広がっているジャワ海は世界的にも有数な静かな海です。
にもかかわらず、漁船しかなく海運はないのです。

たとえばテンパサール近くから揺れない船で北部へのルートが確保されればほんとうに開けると思います。

道路もキンタマーニくらいまででいいので広い道路を作ればずいぶんと栄えると思うのですけどね。

開ければいいというのではなく、南部ばかりに集中しないで全島にリゾートがあったほうが、自然にも優しいのではないでしょうか?

法律の関係で110ccのバイクが大人気で、車は小型のスズキが人気です。
でも道路事情からすると、それ以上に発展できないと思います。高速道路や自動車専用道路がバリ島にできるのはいつなんだろうか。

バリ島は世界有数の観光地になりつつありますが、社会インフラがあまりに貧困なので今後の発展はきわめて困難ではなかろうかと推測しています。

私はそういう事業は興味ないので、噴火がおさまればまたVilaでのんびりしに行きたいと思います。

 

関連記事

  1. 奥さんの話はくだらないか?

  2. 風薫る5月

  3. 液晶絵画

  4. 人は経験の犠牲とならず、選択できる

  5. 不法に情報をゲットする興信所

  6. また、本が出た(JCL逆引きリファレンス)

  7. 「サザエさん」の作者、長谷川町子は生涯独身だった

  8. イスラエルって怖いと思った