サラリーマンのふり

知識と知恵だけが身を守る

同じことをユダヤ人がいうそうだ。

あちこちで迫害されて移動していると、頭脳の中の知恵だけが奪われない財産となるということらしい。

今の日本でも同様で、派遣で雇い止めになったり、会社でリストラされたり、ブラック企業を辞めたりする変化の可能性は常にある。

いや、就職氷河期の人には当たり前かもしれない。

そういう中で生き延びていくためには、貪欲に学んでいくしかない。

もっとも危険な考え方はふたつ。

・面倒くさい

・上から目線

「面倒くさい」は言うまでもないが、チャンスをふいにする言葉である。

ちょっとしたことをやり続けることで富はやってくる。

それを見過ごしていくのが「めんどくさい」だ。

この世で無料なものは自分が動くことだけだからね。

 

そして「上から目線」はすべての学びをやめる言葉だ。

学校の先生、親、先輩。すべて知識や知恵をもっている人は上から目線でやってくる。

それに対して「上から目線」ということは、その人の言うことは不要である。私はもっとエライ。といっている。

先に述べたように、今時はなんとしてでも仕事をしながら貪欲に知識、経験を吸収して使えるようにしないと生き延びていけない。

派遣で「なにも学ばなかった」と言い放つのか、「あそこではこういうことができるようになった」といえるようになるのかは本人次第。それを5つ、6つと重ねていくと他人も評価せざるを得なくなる。

そんな知識は簡単に身につく?

そう思っているあなたは「うすっぺらい」人かもしれない。

先日、薄っぺらい人の特徴を書いた本を見たが世の中には「三分でわかる」「30分でわかる」「3日で」などの本やノウハウが溢れかえっていてそれを信じている人間が多いそうだ。

実は物事の習得はそんなに簡単ではないが、なにも習得した経験のない人間はそういう宣伝文句を信じこんで、なにごとも簡単に考えてしまうという。

薄っぺらい人間が増えている理由は、企業が人を大事にしなくなり、人は自分で自分を育てなければならない厳しい世の中なのだが、甘い言葉がカモを探しているためなのだろう。

お金を生み出している現場の知識って簡単には身につかない。

「現場」を広くみてみよう。

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