大企業の社員は「転職したら使えない」? 「下請け叩きと社内抗争ばかり」との批判も
という記事を発見し、「そうだよな」と思うことばかり。
大企業ってルール化されていて、十分なリソースが用意されています。
その中で生きてきた人にとっては、「空気」のようなものです。
だから、環境が変わっても「空気」があると思い込んでいます。
例えば、大企業の営業にはたいていバックオフィス(営業業務)というような職種がついていることが多いです。
しかし、中小企業だとそんなものありません。法務がいないこともしばしばです。
必要な業務は全部、自分でやるっていう感覚がないんです。
だから、それを「俺が悪いんじゃない」と誰かの責任にする。
大企業ではその部門間抗争に勝てばよかった。
どこかがリソースを出してカバーしてくれる。
でも中小企業でそれをやって勝ってもなにも出てきません。
余分なリソースなんてない。笑
とくにゼネコン化した会社の技術職の人は辛いですね。
下請けを叩いていればよかったものが、叩く相手がいない。
土方などと言っていた作業をできるか、できないか。
おうおうにして、その矛先を同じ職場の若者に向けがち。
本人は一生懸命やってるつもりでも全然足りなく、陰では「使えねぇ」と言われる。
不詳、私はシステムインテグレーションと言うと、提案、設計、構築、開発、すべて自分自身でやった経験がありました。
それゆえ、転職してもUnixに苦しんだくらいで、他はあまり苦痛に感じたことはありません。
仕事の幅が広がり、契約書を読むことも慣れたらたいしたことはありません。(英語は苦痛だけど)
オープン系の技術は仕事をしながら覚えたものばかりです。
自分の仕事で「どこかがやってくれている」か明らかになっていないところは、あなたの弱点です。
身分が安定しているうちに、いろいろ調べ、知り、自分のスキルにしましょう。
大企業には、いろんな知恵が埋まっていることも事実です。