サラリーマンのふり

週末起業について(ユニークすぎるとダメ)

本業でも新規ビジネス立ち上げというのをやったことがありますが、新しいサービスを売る時に苦労するのは、もともと相手が自分でやっていたことをサービスとしてお金くださいという最初です。

わかりやすくいうと、例えばご飯はたいていの家で炊けますよね。でも、炊いたご飯って売られているじゃないですか。ちょっとした手間を買っているわけです。ちょっとした手間なんだけど、お金出してくれたらもっといいよ、って理解してもらえたら新しい商品ができます。

私は新規ビジネスを作って2年たってから、競合の会社が出て、思わず「バンザイ!」と叫びました。なぜならば、競合が出る前は、お客さんは自前でやることと私の商品を買うことの間で悩んでいたものが、競合が出たことでA社がいいか、B社がいいか、に変わったからです。いわゆる「業界ができた」ということですね。

小さいながらも業界が出来たのはたいへんうれしかったです。

が、こういう方法はスタートアップではお勧めしません。かなりリスクが高いです。

週末起業の業種を見ていてうなずけるのは、すでにある業種が多いことです。これはふたつの意味で安心なんです。

ひとつは、それはお客がいることがわかっている。

2つ目は、どこでお金をもらうのかビジネスモデルができあがっている。

だから、もうちょっとお客さんがイイネ!ってものを追加すれば新規参入可能だということです。

関連記事

  1. 恐慌論を嗤う

  2. ひとつのことでトップを目指す愚かさ

  3. またマヌケなマーケティング理論が論破される

  4. 週末起業について(はじめに)

  5. IT Consumerization

  6. 不祥事会社の株価研究

  7. 2016年のIT業界のキャリアパス

  8. インターネット企業が伸びるひとつの理由