東京電力が放射能を撒いたんだから、賠償しろよ。
と世間ではいう。
ところが、電力という誰もがお客さんのサービス業だから、不思議なことになる。
私企業だから、賠償金が足りなくなったら収入を増やして補うのは当たり前。
そうしないと株主への裏切りになる。
収入を増やすって、もっと電力使わせるか、電気代値上げするか、コストをガツンと下げるか、どれかしかない。
電力をもっと使うのは節電の今日このごろ、置いておこう。
おそらくみんなが期待している、東電社員の給料を下げて払え、っていうのはコストダウンを言っているんだと思う。でも社員って36000人くらいらしいから、一人10万円絞りとっても、月に3億6千万円くらいにしかならない。
焼け石に水。懲罰的な意味はあるかも知れないけど。
じゃ、電気代値上げるか、ということにならざるを得ない。そうすると、あなたも私も感情的には「なんだかへんだよね。」
ちょっと前に水俣病っていう公害があって、チッソって会社が犯人で、チッソが作っている製品は主に化学関係だったから、一般人は知らない。一般人はその後のケミカル製品を購入することで、チッソにお金を払っていた。これだと異論を唱える人はいない。
仮にチッソがティッシュペーパーかなんか作ってて、値上げしたらやっぱり騒ぎになったろうな。
やっぱり、売電会社と送電会社に分けたほうが、わかりがいい気がする。