ベイズの定理で有名な例題。医師の国家試験に出るそうだ。
ある疾病 M に罹患している割合は、1000分の50と推定されている。
この疾病に罹患しているかどうかを知る検査Tは、Mに罹患している人は、80 %の割合
で陽性反応が出るが、Mに罹患していない人でも 15 %の割合で陽性反応が出てしまう。
いま、ある人がこの検査を受けて、陽性反応が出た。果たして、この人が疾病 M に罹患
している割合は如何ほどになるであろうか?
ベイズの定理で計算すると、罹っている確率は22%位となる。
直感的にはありえないっす。なんとなく、難病で80%の精度といわれても、「あー、もう、俺は運が悪いから90%ダメ」くらいの気がしませんか。(共感を求めてないよ。俺の感覚!)
サイコロをふっていて、3が2回出たら、もう一度、3が出ると思うか。もう、2回も出たから今度は出ないと思うか。
確率としては、今まで出た目は関係ないとわかっていても気にしてしまう。
人間って時間順に因果関係を見出そうとしてしまう本能がある。
これが、博打をやるときの弱点なんですよね。