大阪まで行ってきた。
疲れたぁ。坊さんって法事ばかりやってて、大丈夫なのだろうか?
来てくれていた親戚のおじさんは、昨年度で引退。これからは楽しいお百姓をやるといっていた。
俺も畑の横でのお茶の時間のお菓子を贈らねば。
楽しみ。
が、元いた会社は大手の下請けがゆえに厳しいらしい。取引価格は「これでやれ」と決められ、「無理」といえば仕事はなくなる。赤字でもないよりいいので引き受ける。
新しいことにはあこがれるけれど、日本人の悲しい性で誰かが成功していてもやっかみ、つぶし、元の木阿弥。低値で安定してしまう。
電力会社もどんどんリストラしていて、田舎で停電が起きたらタイヘンなことになるといっていた。どこの経営者も一番、簡単な手法に飛びつく。
ただ、
会社に滅私奉公している人は後にはなにも残らないが、おじさんのように、農業を止めている家は少なく、最低限、食料には困らない。
引退?してもやることはたくさんある。
都会で飢え死にしたり、ネットカフェに住んでその日暮らししている話を新聞で読むと、「帰れる田舎があるなら帰ればいいのに。田舎ではさすがに生きるか死ぬかには、ならんで。」といっていた。
自ら田舎者と胸を張っていうおじさんだが、日本の矛盾には詳しい。