信じちゃいけない中年の転職話

巷のビジネスを見て

えー、自分の経験から邪推がまざっています。
愛読している「日刊SPA」ですが、転職の成功例として

40代で稼げる人たちの共通点

40歳過ぎてからの転職を成功させる方法とは?

なんて記事があります。

読んでよく考えてみてください。

なんの仕事かはっきりはしませんが、おそらく採用1人枠です。
本当にこの人達の主張で採用されたのでしょうか?

言ってることは、私から見たら普通の凡人です。
ベンチャー気取りですが、自分で会社を起こせるほど能力が多彩な人でもない。

じゃ、なぜ採用されているのか?
私自身の経験ですが、数人枠での採用は適正な面接が多いのですが、一人枠だとほとんどコネで決まります。

そこを知らないと転職活動でえらい目に会います。

たとえば今、某ERPの会社にいますが、15年くらい前に中途で来ないかという話がありました。
その時、私を気に入ってくれた人が政変で辞めることになりました。
後任の人は当然、私の採用話は基本的にNo.のスタンスです。(だって前任が進めていた話ですから)
面談で組織図見せられて「君、どこで貢献できる?」なんていう失礼な質問するヤツの下で働きたいなんて思いませんでした。

10年前、この某ERP会社が買収した会社にいた私を買い取ってくれたのは、たまたまグローバルチームを作る必要があって各国を回っていたマネージャーでした。
彼が私を買ってくれていなければ、私はこの日本ローカルの会社にいられませんでした。

同様の話はいくらでもあります。転職エージェントからの連絡で行ってみたけど採用されない。
そんなことで腐っていてはダメです。
就職、転職は縁です。話が盛り上がれば進むし、通常のビジネス話に終わればそのままサヨナラ。
話が盛り上がる要素は顔見知りならコンクリートです。

元々、日本のベンチャー(格好はグローバルをマネしたがる)や外資系企業は漫然と人は雇えません。ジョブデスクリプション(その人がなにをし、どういう経歴が好ましいか)とバジェット(給料)の両方がないと絶対に雇えません。バジェットは年間の方針から降りてきます。

募集しているジョブデスクリプション自体は外資系の場合、たいていウェブに公開されています。
それ見て応募するのと、エージェントを介するのとまったく違いはありません。
むしろ直接応募のほうが「熱意があるのかな?」と好意的に見られます。

が、ここに見えないルートがあるのです。
外資系日本企業の人事ってやはり外資系を渡り歩いています。
それゆえ過去の知り合いをひっぱることが多いのです。

このことをしらないで一人枠のディレクターとかバイスプレジデントにオープンに応募しても、まず採用されることはありません。

結局、知らない人より知ってる人のほうが安心というのは世界共通の心理なのです。

日本企業も多かれ少なかれ同じ事情があるのではないでしょうか。

こういう事情ですから、ネットの転職話はたいていウラがあります。

今日もこういういい加減なメールが来ました。

人材紹介会社に応募しちゃダメです。
もうね、転職を6回していますから、人材紹介会社は10社くらいは行ってます。

で、結論が「役に立たない」
理由は奴らは大きな嘘をついている。

人材紹介会社は外資系企業や日系企業を回って、公募しているジョブデスクリプションをもらいます。
紹介会社の書類には平均年俸が記載されています。
なぜならば人材紹介会社は成約すれば通常3ヶ月分の手数料、言い換えると年俸の1/4をもらえるからです。

したがって適当にやたらと紹介したがるし、見つからないと平気で「あなたは世の中に求められていない」とか心無いことを言います。
彼らが業界についてなにかの知見をもっているわけじゃありません。
カネをもらう先は採用企業ですから、あなたのキャリアなんてぶっちゃけ興味ないんです。
夢々誤解しないでください。
私は二度と人材紹介会社の世話にならない自信があるので、こういうこと書いても困らないんです。

コネがなくて応募するなら、直接、行きたい会社に申し込んだほうがいいです。

◯ズリーチなんて最悪です。
若者が数人枠に応募するならありですが、ちょっとしたポジションの転職はないと思ってください。
テレビで宣伝してますが「即戦力」ってなんですか?
違う企業の人間が転職した途端に、その企業になじんで働ける? 夢でも見てるんですかね?
サイトの中を跋扈しているのは、人材紹介会社の営業員です。
ひどいもんです。

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