近道は罠

雑感(日記)

RSSをチェックしている中にライフハッカー(https://www.lifehacker.jp)というサイトがあり「忘れるな。近道は罠だ」という記事がありました。

本当にそのとおりで、みんなダイエットの方法などで見つけようとしているのは近道ではないでしょうか。

辿られねばならない道のりで要領よくやれることは確かに数多くあります。

ダイエットでもどの方法を自分が使うべきかはわかっているはずで、その方法を要領よくやれることはあります。すべてをすっ飛ばそうとするから、怪しげなダイエットキャンペーンに見事ひっかかるわけです。

かように、なにか悩みや願望など「こうしたい」ということがある場合、取れる手段は自ずから決まっておりそれほどあるわけではありません。

多くの人がしばしば「どうしよう」と言いますが、ノートでいいので取れる限りの手段を書き並べてみればいいと思います。そんなに選択肢はありません。
もしなにもわからず「どうしよう」ならばどこからか知識を仕入れてくるしかありません。
人類社会ができて十分な時間は経っていますから、まったく新しい人類が経験したこともない問題を抱えている人はそれほどいません。
特殊な問題を抱えている人は解決するだけの力をもった人です。

普通の人は知恵を借りてくるべきです。

そもそも問題というものは、その人の格にあったものしか発見されないものです。
それを逆に「問題はその人に解決するものしか天は与えない」と言っているのです。

問題解決は成長のチャンスではあります。その解決方法で人の成長が決まります。

そこで逃げるようなことをすると、あとで手痛いしっぺ返しを食います。

とおい昔ですから時効でしょうが、IBMにいたころTOEICが必須となりました。たしかボーダーラインが630点だったと思います。
今となっては「そりゃ最低限だろ」と思いますが、若い頃にはなかなかハードルが高かったです。
同期の中には帰国子女出身の先輩社員と合図を決めてカンニングをしている者もいました。
しかしその先輩がIBMを去った後、結果は火を見るより明らかなものとなります。

問題から逃げて近道ばかりを選んでいると、最後には周囲の期待に答えることができなくなります。
人を貶めてでも出世しようという人間の盲点はここです。

できるヤツを追い払っても後で苦しむのは自分なのです。
ドラマや物語はいつも話が途中で終わってしまうので、多くの人が誤解をします。

しかし人生というリアルなゲームで近道がうまくいく例はありません。

 

最大の理由は、その人が現世に生まれでた理由によるからです。

なんの証明もできませんが、人は生まれてくる場所を選んでいます。
それを「宿命」といいます。

宿命は芝居の舞台のようなもので、人がなにかを成し遂げるために必要な場所です。

一見、恵まれた環境も、一見、不幸な環境も課題を成し遂げるために必要な舞台なのです。
これは恵まれない人にそんなことを言えるのか、と怒り出す人もいるでしょうけれども、恵まれない人こそが我々凡人が尊敬せざるを得ないことを成し遂げる例はいくらでもあるではないですか。

彼ら彼女らを人生を生き抜いた人と言わずして誰が人生の勝者でしょうか。

イージーな人生が幸せだなんていう思い込みこそ、自分の課題に向き合っていない証拠だと思います。

与えられた舞台で人はどのような人生の見方をするか、言い換えると信念を持つか、で人生はさまざまに展開します。

同じ職場で同じ仕事をしていても、その仕事がAという人にとっては単なる稼ぐ手段で、Bという人にとっては職業人としてスキルアップのチャンスで、Cという人にとっては結婚相手を見つける場であったということは時が過ぎてからわかることです。

同じ舞台(職場)に見えても人によって位置づけは違うのです。同じ体験のように見えても個々人の中での経験は違うのです。

同じ職場だからと人間関係ばかり気にして、みんな同じだと思っていたら見えないことがたくさんあります。

 

人生も後半にさしかかると、ほとんどの人が自分のいくつかの課題に気づき始めます。

なぜならば、どこで働いていても同じような課題が降り掛かってくるからです。
それこそが自分が生まれてきた理由のひとつで、解決すべき課題なのです。

逃げても回避してもその課題はまた再現されます。

身に覚えがありませんか?

そしておもしろいことに、その課題の裏には自分が想像もしなかった成長や飛躍という宝が埋まっています。

人生に近道はないのです。

課題をクリアしましょう。

すると次の課題があります。それを解決しつづけ、人は成長していくのだと思います。

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