常に片手を別の場所にかけておくこと

 

アベノミクスはじゃぶじゃぶと資金を市中に注ぎ込む(追加緩和)をするらしい。

どうなるかわかりきってます。

お金は銀行から企業をとおって海外に投資されます。
国内への投資は起きないと思います。
官製の「復興事業」くらいしか国内の需要喚起はないでしょう。

あれは土建屋さんの保護事業なので未来には繋がりません。

アメリカが量的緩和をやめると、円安は続き物価はあがるでしょう。

政府が期待するような給料の引き上げをするのは「輸出依存企業」だけです。
例えばトヨタ自動車も空前の利益ですが、国内販売はそれほどよろしくないのです。

国民の生活はどんどん苦しくなってますよね?

 

一方で、今日、人事のリストラについてのコラムを読みました。

要するに最近のリストラは従来の野蛮な方法から、一本釣りに変わって来ている。パフォーマンスの割に給料が高い人間、たとえば部下無し管理職などが狙われているということです。

これは当人は気付かないとしても、たまったものではありません。はっきりいって部下あり管理職になれるのも部下なし管理職になれるのも運のようなものですから。

会社の中で「できる人」という言葉はポテンシャルをさしている場合はほとんどですが、それも大前研一みたいなすごい人がいることはまずありません。

しばしば思うのですが「あの人は数字に強い」といってもせいぜい四則計算の世界であり、確率についてはまるで無知なんて人が普通でしょう。

とても優秀な人が仮にいたとしても、経営陣のアホさ加減に愛想をつかして去っていくか、偉いさんにうっとおしがられて左遷されるのがサラリーマン社会です。
会社のためといいながら、保身とリスクを取らないのはサラリーマンの基本的行動方針です。社内は絶対評価なんてないですから。相対である以上、できる奴を潰せば自分の順位があがるのは自明の理です。

私がいた古巣の日本IBMも、世間に売る能力のある人間はあらかた辞めたようです。

私が今日言いたいことは、今の中年サラリーマンは

「誰がリストラの候補にあがっているかわからない。」

ということです。

外資系では事業がなくなった、業績が悪くなった、などでいとも簡単にクビになりますから、みんな会社には固執していません。

その代わりそういう時が来たらどうするか、はきっちり考えています。クビになった途端にロングバケーションに出かける人も結構います。

余談ですが、先程、サラリーマンは足のひっぱりあいだと書きました。しかし、アメリカのサラリーマンマネージャはなにを考えていると思いますか?

「俺についてくれば出世する」です。

つまり本人も実力に自信があるのです。

だから転職市場でも、できる人間はすぐに雇われます。
日本とは大違いですね。

さて、普通の日本企業に勤めていて「正社員」だから大丈夫などという根拠のない話を信じている人は危険です。

収入を得る手段について、サラリーマン生活だけしか考えていないことは、かなり危険なことです。
ましてやなまじっか給料が高い人は派遣社員以上に他への転職は困難です。

三洋電機のように倒産もしていないのに、きれいさっぱりなくなることだってあるのです。
これから同じことが完全子会社されたダイエーで起きるでしょう。

報道されないから、みなさんのんきですが、
他社に買収された部門や企業のサラリーマンは報道されないだけで、降格、いわれのない誹謗、肩たたきなど、サラリーマンにとって堪えられないありとあらゆる屈辱を味あわされます。
元々、一流といわれた企業で下請けを使ってきたサラリーマンには余計耐えられないと思います。
自分の立場が一転するのですから。

他に生きるすべを考えていなかった人はしがみつくしかありませんが、そのしがみついた指は一本ずつはがされていくだけです。
そういうところでなにをしても残れることはない、と思ってください。

サンヨーでいえば、充電池の革命を起こしたエネループですらパナソニックのエボルタに上書きされたのです。

買収された会社の人は「しがみつき」という技は通用しないことを知ってください。

しかし、絶対にリストラされない方法があります。

自分がビジネスを持つことです。

なぜならば、どんな企業の規模であれ、ビジネスオーナーは資本主義社会で最上段にいるからです。

そして、ビジネスのサイクルすべてをひとりでやる!と決断すれば始めることができます。

きっとサラリーマンが怖くて躊躇するのはここだと思います。
しかし、「すべてを自分でやる」と覚悟せず他人をアテにしている限り、事業の成功はおぼつきません。

とても基本的なことですが、文化の日にご自分について考えてみてはいかがでしょうか?

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