恐慌論を嗤う

最近、本屋に行くと恐慌論が多い。

クソったれ経済学士の俺は恐慌なんて起きないと思いますね。根拠を描いときます。アホなこと言ってるかもしれません。

今、地球上にある金融資産をぜんぶ足すと、地球が何個か買えるらしいっす。
なぜそうなってるのでしょうかね?

1929年の大恐慌が起きた時代と今はお金というものの性質が変わってしまっているんです。最大の理由は1971年にニクソンがドルと金の交換を止めたからです。それ以来、お金は記号となりました。

近代資本主義において、最も多いお金が生み出されるスタートは銀行による「与信」です。
あなたがカネを借りる。銀行はそのカネを預金者から募るわけじゃない。金塊を用意するわけでもない。通帳に「貸したよ」と数字を印刷するだけ。
あなたは汗水たらして、付加価値なり労働価値でその借金を埋めていく。ここで仮想マネーはリアルマネーに変わる。

もし、あなたが無制限に借金できたらどうなるでしょうか?
それが地球が何個も買える金融資産の理由です。

もうひとつ重要な概念があります。借金を何年かかって返せばいいのでしょうか?1年で返す約束だったものを100年かけて返しますということは不可能ではありません。時は無限です。無限のかなたに借金を放り出すと金利だけを払えばいいという、ひところのサラ金を循環させていた若者のような経済が可能となります。その金利すら、全部まるめて、また借金しなおすという手法で無限のかなたに放り出せます。

今、ヨーロッパで経済が危ないと言っています。でも、結局、借金を圧縮(棒引き)して減らして少しずつ未来に先送りしながら返すということで落ち着いています。

これが今の資本主義のとてもシンプルな解決策なのです。ましてや今や世界中の金融はネットで密接に繋がっています。ドル、ユーロ、円、人民元、豪ドル、シンガポールドル、スイスフラン、どれをとっても大きく凹む通貨が出てくると大変なことになります。
だから、G20とかで各国がよってたかって均衡に持ち込むのです。手法は上の方法です。

これでどうして恐慌が起きますか?円が暴落したとします。日本は輸出もしていますが輸入大国でもあります。アメリカの企業が日本に売ることができなくなる、これは困ります。韓国やシンガポールどころの騒ぎじゃありません。

お金とは循環していてこそ価値をもつものであって、循環しないと意味がないのです。恐慌というお金の循環をストップするような論理は、いつも日本だけが倒産すると煽ります。

じゃぁ、倒産するとどうなるか?みなさん、物忘れが激しいですが、ひところのロシアやアイスランドはその後どうなりました? 細々ながら元気にやってますよ。

しばしばインフレ論も聞きます。理論的にはありえます。が、いったい何年聞かされていることでしょうか。予言はいつ起きるかわからなければ、価値ないんです。

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