サラリーマンのふり

不思議だけど、大事なことをやられている人

知り合いといっても、私より年長の方ですが、内山悟志さんというITR(IT情報リサーチ会社)を経営されている方がおられる。

仕事の雰囲気は、ブログを見ていただくとわかるけれども、企業のCIOなどの方には圧倒的な支持を得ておられる。

もちろんユーザーインタビューをふくむ、IT業界のサーベイも毎年やられており、日経コンピュータに掲載されそうなジャンルはすべて網羅されている。日本市場を直接インタビューして調査されているので、ガートナーよりも分野によっては精度が高いと思う。

コンピュータ(CPU+ディスク)と回線とプログラムがあって、それをいじる人がいる。どういう組み合わせが企業にとって最適なITシステム機能であり、投資なのか、ということについて、みんなすごく悩んでいるんですね。引きもきらず内山さんに「どうしていいか、教えてくれ。ベンダーの言いなりにはなりたくない」というCIOが駆け込むのですから。

ITRのパッケージコンサルティングを並べてみると、コンプライアンス、予算の妥当性、見積もりの妥当性、製品選択、契約書の内容、SLA、ビジネス継続性、システムの価値と償却、エンドの教育、「なるほどな」と感じます。

そうはいっても個人的には不思議。ユーザーの成熟はなかなか進まない、これだけWEBが普及しているのにITをコストとしか見ることができない経営者ばかり、CIOは社内IT部門じゃない、長い目で見ればベストはない、ってことへの理解がすすまないのは、不思議。

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