テクノロジー遊び

電子機器の寿命

子供のころから電子機器を作ったり、中を見たりしてきた。

そうこうしていると世の中には「ビンテージエレクトロニクス」とでも言うべき、骨董品的電子機器を集めたり、売買している人を見かけるようになった。

気持ちはわかる。
20世紀の電子機器のデザイナー達は未来志向のデザインだけではなく、丸みのある優しい感じの機器も多数ある。木製ケースの製品なんて特にそうだ。

しかし、電子機器の中身は確実に劣化する。とくに真空管を使った製品や昔のAC電源に繋いでいた製品は劣化している。

最大の劣化部品はコンデンサー(英語ではキャパシター)だ。トランジスタや真空管よりもはるかに早く劣化する。

私が説明するよりも、専業メーカー日本ケミコンのアルミ電解コンデンサーの寿命をご覧になるといい。その劣化速度は意外に早く、一般的には10年と言われている。条件が悪ければもっと早い。

放っておいても劣化するが、熱がその劣化を早める。だから、真空管のようなヒーターが入った電子部品や、発熱する部品、例えば100Vから9Vまで降圧する部品の近くの電解コンデンサーは劣化が早い。

ここから言えることは、古いオーディオ機器に手を入れずに音を聞いて「いい!」とか言っている人は錯覚の中にいるということだ。

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