嘘かホントかわからんが、金とビットコインは今から買っても、まったく遅くないと思う。
出どころはロシアのアントン・コビャコフ氏の記者会見。日本ではまったく報道されておらず、私はアラブ銀行の記事で発見
日本語訳要約は以下のとおり。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の上級顧問アントン・コビャコフ氏は、米国が35兆ドルという巨額の国家債務を帳消しにするために暗号通貨を使用する準備をしていると大胆に主張した。
同氏はウラジオストクで開かれた東方経済フォーラムで講演し、米国は「金と仮想通貨市場のルールを書き換えようとしている」と主張した。米国財務省のデータによると、米国の債務は現在37兆ドルを超えており、10年前は18兆1500億ドルだった。1981年以降、米国の債務は10倍に増加している。
コビャコフ氏は、ワシントンは世界に犠牲を払わせて自国の財政問題を解決しようとしていると述べた。米国の債務は最終的に米ドル建てステーブルコインに移行し、価値が下落するだろうと指摘した。これにより米国の保有資産は最終的に減少し、「ゼロからスタート」できるようになるとコビャコフ氏は付け加えた。同氏は、これが世界をいわゆる「暗号クラウド」へと押し進めることになると警告した。
アメリカは債務問題の歴史を持つ ― コビャコフ氏が歴史的類似点を指摘
コビャコフ氏によると、現在の危機は、米国の金融史上における過去の2度の金融リセットに似ているという。1930年代の大恐慌の際、政府は異例の措置を取らざるを得なかった。
同氏はまた、ニクソン大統領が1970年代にドルと金の最終的な結びつきを終わらせる決定を下したことにも言及した。「1930年代や1970年代と同様に、米国は世界の犠牲のもとで自国の金融問題を解決するつもりだ」と、述べた。過去の例を参考にすれば、今日のツールは現代的なひねりを加えて古い目的を果たしているだけかもしれないと考えている。
米国は暗号フレームワークを構築中
米国はデジタル資産に関する規則を策定しており、当局は国家準備金の一部として仮想通貨を保有するという考えを浮かべている。例えば、シンシア・ラミス上院議員は5月に、ビットコインこそが米国の36兆ドルの債務に対する「唯一の解決策」だと述べました。彼女は、政府に対し今後5年間で100万ビットコインを購入し、20年間保有することを求めるビットコイン法案を推進しました。さらに、米国当局は、ステーブルコインの枠組みは米ドルが主要通貨であり続けることを確実にすることに重点を置くことになると指摘している。
GENIUS法案の支持者であるスコット・ベセント財務長官は、この法案が国家債務の削減に役立つ可能性があると主張している。しかし、ステーブルコインは国債に逆効果をもたらす可能性があるという議論があります。ステーブルコインは国債の需要を高め、結果として国債発行の増加につながるからです。
以下、日本人の動画による解説。レバナス一本リーマンは嘘つきだと言われることもあるけど、大げさに言っているだけでトレンドは正しく掴んでいるように思う。たぶん、
こういうことらしい。
- ドルとアメリカ国債の信用を減らす(関税を誰彼なくふっかける)
- アメリカ国債をみんなが手放し、金を買う=金価格の高騰
- アメリカはさらにドルにいろんな言い訳で課税し、ドルを吐き出させ金価格を高騰させる
- ステーブルコイン(ドルと1対1を保証したデジタル通貨)を流通させ、デジタル通貨決済を取り入れる
- 2025年にアメリカ政府は「戦略的ビットコイン備蓄金」を成立させ、ビットコインを保有
- アメリカ保有の金(約8000トン)の価格(簿価 $22.222/toz トロイオンス。ニクソンが設定したまま)を$4000/toz以上で再評価
- 差額の9000億ドルを会計に放り込んで、ビットコインを買う
- ビットコインとドルのレートを再評価(ドル暴落)
- ドルの価値は下がりまくり、ビットコインと金の価値はあがる。(帳簿上、借金を消し込む)
簡単にいえば、ドルの価値を下げる。金とビットコインをドルベースで上げ、量的緩和をする。ドルの価値は大幅に減るので、ドル建て借金の価値も減る。
今、アメリカ政府はあらゆる手段でビットコイン収集家になっているらしい。
この構図の前提
- 2025年、アメリカの借金の支払い利子が軍事費を超えてしまった。すべての政策よりも、この借金をなんとかしないと、アメリカ政府の存続にかかわる
- インフレ対策でFRBが金利を上げようとしても、支払い利子が同時に増える(日本も同じ)から金利を揚げられない
- 金をBRICSやヨーロッパがかき集めていて、ドルの信頼は揺らいでいる。もともとニクソンショックで金の裏付けのないドルをここまで引っ張れたのは奇跡的
- BRICSや中国は金価格にペッグ(リンク)した通貨を模索中。
- 1933年にルーズベルト大統領は大統領令でアメリカ国民から金を安値で買い上げ、直後に高値にレート変更し、借金を減らしたという前例がある。
以上より、金とビットコインは実需の増大により価値は跳ね上がる可能性がある。宝くじよりは当たる可能性はあるので軽くもっておいて損はないのではなかろうか。
もし、こんなことが現実に起きたら、日本円は対ドルで爆上がりするので、我々の生活はうってかわってラクになる。例えばアメリカ産牛肉が今、1000円で100グラムしか買えないのに、100円で100グラム買えれば牛丼はものすごく安くなる。
トランプ大統領はアメリカに工業を取り戻す(Make America Great Again) というスローガンで、低学歴白人労働者に支持されて大統領になったが、やっていることは真逆で低所得者を殺しにかかっているようにしか見えない。







