最近、webアプリの世界はようやくAPIの話が増えてきたように感じます。
ようやく専門誌などに、APIで通信しあうサーバーなどが書かれています。
しかし、Web APIの作り方の解説を読むと
「このままじゃ、ヤバいんじゃないか」
と思いました。
SAP在職中に読んだ本のひとつが「SAP API」という本でした。
その中にはサーバー側のAPIが用意すべ機能についてさまざまな議論が展開されていました。
いくつかリストします。
- APIのリクエストが殺到した時のキューの作り方と処理について
- 間違った呼び出され方をしてもコケない工夫
- 悪意のあるアクセスに対応する
- 呼び出された統計情報と課金
GoogleのAPIを使ったことがある人ならば、なんとなく推測できる内容かと思います。
かようにサーバー側のAPIを作ることは簡単ではないのに、機能だけ語って満足している記事しか日本語では見かけません。
言い換えるとまともな商用APIを作った経験はないのだと思います。
商用だと先にあげた問題から逃げられませんし、解決するためにキューイングシステムや内部でプロキシーを持つことが具体的な解決策になります。
先行している技術本が出ています。