カローラツーリングが我が家に来て、今日で一ヶ月。
走行距離は1470Kmです。
石巻までのロングツーリングをこなしています。
途中で2回程度、休んで5時間程度の道のりです。
いつまでも乗って運転したいと思わせる、なにかがあります。
しばしばカローラツーリングは後席が狭いと言われますが、子供が巣立った老夫婦がひとり、もしくは二人でツーリングするには十分です。
荷室との関係から後席を広く取れば、さらに車長は伸びて日本の道路ではとても取り回しが悪くなります。
車を評価する時、自動車評論家などの「試乗」評価はまったくアテになりません。
試乗はしょせん試しに乗ってみただけで、何泊もするロングツーリングに行かなきゃ、この車の価値はわからんと思います。
激しい横風の中、レインボーブリッジをぶっ飛ばしてもハンドル取られないなんてことが「試乗」ごときでわかるのでしょうか?
自分ひとりでツーリングを何度もしてみて、あったら便利なものを挙げておきたいと思います。
おやつとドリンク
まぁ、必須ですな。コーヒー、お茶、ミンティア、ガム、パン、などなどなどなど。
忘れないように安いドラッグストアやアマゾンで買っておきましょう。
ドラッグ
カフェインの錠剤はiHurbが安くておすすめ。ただし三錠以上飲むと気分が悪くなりますよー。
ヘッドレスト
長い間、クビを立てているとクビと肩が疲れます。
こういうヘッドレストを取り付けておくといいですね。
メチャラクになるし、長時間ドライブの姿勢が決まります。
ベルトで固定するものはすぐずれるのでよくないそうです。
シートクッション
私は図のような形状のものを使っています。
材質は低反発がいいです。
というのもカローラツーリングは運転席がかなり沈み込んでいます。
ヘッドレストが数センチ高いんです。
それがシートクッションで調整できることがひとつ。
もう一点、車のシートは高反発ウレタンです。そこに低反発クッションを組み合わせると本当に尻にフィットします。
オーディブル
ドライブしていて、寝ない対策は助手席の人と雑談していることです。
トラックの運転手が古くはCB。今はスマホでずっとしゃべっているので間違いないと思います。
それに代わるものとして、本を読み上げてくれているサービス オーディブルはとてもいいです。
以前はYoutube流していたのですが、広告で止まるし有料サービスにするならばオーディブルにお布施したほうがいいと考えました。
ただ、経済学の本をずっと聞いていたら眠くなったので、音楽と小説を適当に織り交ぜて聞いて、軽く意識が集中できているものがよいようです。
音楽は飽きます。
FMラジオは長距離走っていると、局が変わるのでダメです。
大きい声でいえませんが、ポッドキャストでアダルトコンテンツは意外に眠くなりませんが、ひとりの時に限ります。ドラレコの音声録音を切っておきましょう。
本当に効くのか?バッテリーリフレッシャー
バッテリーリフレッシャーという商品があり、ちょっとしたご縁で入手しました。
とりあえず、とりつけてみました。
以外に悩んだのが装置の固定です。車の中に固定されていない部品はありません。
悩みましたが、バッテリーにドローンでよく使う両面テープで固定し、なにかあってもはずれないように一部に接着剤をつけました。
バッテリーの電気でパルスを発生することで、バッテリー電極表面に付着する硫酸塩を取り除くそうです。
そのためバッテリーの寿命が飛躍的に伸びるということです。
半信半疑ですが、ボンネット開けてバッテリーに取り付けてみました。
ハイブリッド車といえども、電子系やエンジンの電源はこちらですから、ないがしろにはできません。
ダッシュボードで車のパワーをオフにしたつもりでも、イマドキの車は動作しています。
トヨタT-Connectに入会していると、リモートからドアのロックをかけられますからね。
ハイブリッド車はオルタネーター(発電機)がなく、コンピューター制御でバッテリーから補機バッテリーと呼ばれるバッテリーに充電されるそうです。
そのため充放電は意外に過酷なようです。
2,3週間、動かさないとバッテリーは上がってしまうという話すらあります。
本当にリフレッシャーが効くならば、すばらしいことです。
レーダー
知らない土地を走ることが多いので、交通取り締まりに捕まらないように取り付けました。
どこの地方警察も他府県ナンバーを捕まえれば、地域へ外貨を持ってくることになるので推奨されていますからね。
何十年かぶりにセルスターの製品を購入して取り付けたのですが、最近の機種はやはりすごいな。
GPSやみちびき衛星で位置を知り、スマホ経由のデータに基づきアラートをあげてくれます。
試しにウチの近所を走ってみたら、過去捕まったところなどほとんど網羅されています。
一回でもネズミ捕りを逃げ切れば、この投資はプラスになります。
買うべきですね。
後は後ろから来る覆面パトカー(目立たない色の車に、いかつい男が二人マスクつけて乗っている車)に気をつければいいわけです。レーダークルーズの快適さに慣れた私は追越車線を調子こいて走ることはないはずです。
工業製品の本質
カローラツーリングの乗り心地はとてもいい。疲れないです。
しかし、フェラーリやポルシェなどに慣れた人は硬いサスペンションこそがベストで、大衆車の柔らかいサスペンションなんかゴミだ、と思っているようです。(カカクコム調べ)
こういう人達ってショックアブソーバーの話ばっかして、サスペンションの話をほとんどしないし、理解出来ているのかアヤシイ。
おもしろくないですか?
職人芸のエンジニアと大量生産するために恥ずかしくない製品を作るエンジニア。
レクサス対カローラ。
レクサスには支える「匠」は九人しかいないそうです。(出典)
一方で大量生産は、設計段階ではかなりのノウハウを注ぎ込んでもOKな世界。
もう消えましたが、トヨタウェブサイトにカローラツーリング開発の話がありました。
「匠テストドライバーは、◎○△×の評点にコメントを添えて審査します。今回のカローラはトヨタ車としては初めて◎を取得しました。すなわち、カテゴリを超えてNo.1の実力がある。」
カローラは大衆車でしょうか?3ナンバーでWxBは300万円超えます。
カローラの精神であるコスパを追求し、いろんなパーツを社内で融通し、大量に作ります。
他の高級車に搭載するディスプレイオーディオや先進的なクルーズコントロールを流用して乗っけることすらできる。
工業製品というものはそういうものです。
知らないで、サードパーティのサスペンションに取り替える人って、意味がよくわかりません。
明らかにコスト重視で落とした機能にユーザーは金かけるべきだと思います。
職人の手作りももちろんレスペクトしますが、大量生産はたいしたことないという思い込みは、工業製品とはどういうものか知っていると、簡単にはうなずけません。
大量生産だからこそ、できることがあるのです。
余談ですが、テスラは車体もバッテリーも修理ができないそうです。
車作りの素人が車を作ると、保守性を考えないのでやっかいなことになるようです。
テスラがいつまで続くかわかりませんが、今から経験を積み重ねて、まともなカーメーカーになるには時間がかかりそうです。