Amazonをうろついていたら、リミットスイッチのセットを発見しました。
なんと6個で718円。
こりゃ、スイッチとあまり値段が変わらないのでこちらを購入しました。3軸に2個ずつで6個いりますし。
問題は取り付けです。
両面テープでなんて考えていましたが、油がついた金属につくわけがなく、取り付け部品を自作するしかありません。
Grblの場合、このリミットスイッチで検知したところが、物理的ゼロ(ホーム)となります。
ただ、Grblのホームと工作物のX,Y,Z軸の関係がいまのところワタシにはわかっていません。
200個くらい部品を加工した現在、一応、CNCマシン使っているといえると思います。
結果、ABS樹脂は数ミリ程度の加工をすると溶けます。(やり方が悪い疑問はぬぐえていませんが)
なのでゴミを取る後加工をカッターでしています。
それでもCNCミリングマシンの基本である、ステッピングモーター、Arduinoを使うコントローラー、Arduinoに導入するGrblその機能、スピンドルモーターとPWM、Fusion360のCamから吐き出されるGコード、などを学ぶことができました。
知識は断片的にあちらこちらにあり、不特定対数のインターネット上に点在する先輩の記事のお世話になりました。
残念ながら私はCNCミリングマシンを道具として使っていて、その専門家になろうとは考えていません。
本もなければ日本にオープンソースのCNCミリングマシンの専門店がないことは残念に感じました。
こうやってCNCマシンを中国からキットを輸入し、組み立てて実用に使った結果、しばしば話題になる「オリジナルマインド」の製品は過大評価されていると感じました。中国産の装置のキットの精度はひとえに組み立てる人間の能力にかかっています。キットそのものにはなんの欠点もありません。
けなす人々の心の底には中国の技術が向上し、安くよいものができることへの恐れがあるのではないでしょうか。
このCNCマシンキットがすでに日本が置いておかれている状況を雄弁に語っていると思います。