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ゲームと金融取引が一体になったら

アメリカにロビンフッドという証券会社があります。
株の売買をゲーム化していることで急速に伸びている会社です。

自殺者が出たので騒ぎになっています。

金融でもゲームになりやすいものは丁半賭博みたいな商品です。
例えばFXのバイナリーオプション、一定の為替レートより上がるか、下がるか。
株のオプション取引は、一定の期日に株を特定の値段で売る権利、買う権利を今、売買します。

考えてもみてください。
もともと金融商品というものは、為替を安定させるため、取引を安定させるために考え出されたものです。
言い換えるとお金の特性のうちでもかなり変わったジャンルです。
だからこそ、実態の目の前の1万円と違うものを扱っている錯覚に陥ってしまいます。

FX業者が取引をしたらガチャが回るような機能をつけ始めたら、頭の弱い人々は夢中になって取引をしはじめることでしょう。
結果がもたらす悲惨さは、従来の庶民のギャンブルとは桁が二桁も三桁もちがいます。
パチンコで一日20万円負けたとしても、FXでは5分で2000万円溶かすことがよくあります。
いまでもそうですが「儲かった」という嘘だかホントだかわからない「必勝法」も出回ることでしょう。

本当に不思議なのですが、値動きのグラフを一生懸命見て、明日の日銀短観の発表がすでに反映されているとなぜ考えるのでしょうか?

これから、ああいう世界がどうなるのかイヤな予感しかしません。

 

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