証券会社とのつきあいは長いです。
バブル絶頂のころ、大和証券なんかで株の売買をしていました。
インターネットのない時代ですから、電話でした。
バブルが弾けた後、振り返ると証券会社の不祥事は数え切れません。
銀行の貸し剥がしが金融機関の最大の罪だと思っていますが、
証券会社は大口の取引先だと未公開株を斡旋したり、自分たちが作った相場の波で儲けさせたりして、株で損すると補填をしていました。
インサイダー取引や相場を仕手戦で作ることが禁止されたのは、つい最近のことですからね。
もちろん我々貧乏人は「ゴミ」と陰で呼ばれそんな恩恵にはあずかれません。
銀行はあいかわらず大口預金者は優遇しているようですが、そんなことしていて自分の足元は大丈夫なんですかねー。
野村證券に口座をもっていますが、我々のようなゴミが野村證券船橋支店ではどう扱われていたかというと、
- 「担当営業」といいながら、親の相続口座についてはノーケア
- ようやく相続が終わり、わざわざ今後の運用を相談したいと連絡してあげても「夏休みだ」「他のお客との面談がある」と営業にお話を聞いていただくスケジュールを取るためだけに2ヶ月くらいかかった。会いたくないならそういえばいいのに。
- 「検討資料」と称して自分たちがおいしい思いをする「ラップ口座」のパンフレットしか送ってこない
「野村證券 ラップ口座」で検索してみてください。
ものすごい悪評です。
そりゃそうです。
投資信託での運用は年間3%,4%くらいが平均的なところです。
そこに「相談料として1%よこせ、でも結果は知らん」という「あいかわらず株屋は恥知らずだのう」というサービスです。ニュースでは運用コンサルに変身とか言ってますが、実態はお寒いものです。
彼らが考えていることはわかりやすく、相談させてどんどん投資信託を乗り換えさせて手数料を取る、さらに相談料もふんだくれてウマーですね。
団塊の世代の金持ち年寄りを騙す気満々です。
昔から言われていることなのですが、証券マンとは市場という波を海岸で眺めているだけの人々です。
自分達が投資して波に乗ってみることはないので、それほど知識はありません。
彼らを運用の専門家と思う人は、ちょっと情弱ですね。
で、考えてみれば、
ネット証券って営業と話す必要ありませんよね。
サービスは金額の大小にかかわらずお客全員に公平なわけです。
しかも人がいないから手数料は野村とか大和とかより安い。
今、私は野村證券の口座を閉じるべく、投資信託をすべて売っています。
これがまた時間がかかるんだよ。一昨日売って、まだ現金化されない。
出金リクエストして翌日にならないとやらない。
源泉徴収はいつやるんだ?とほほ
野村證券とSBI証券比べていたら、あまりの違いに野村證券の存在意義そのものがわからなくなってきました。
企業が株式上場する時に必要なんだろうね。
じゃ、そこいらの支店はいらないじゃん、と思います。
おそらく年寄りで情報システムを使えない人達が野村證券が生き延びるために手数料上納金をふんだくられるのです。
もしあなたが資産運用をしようと思っているならば、証券会社に相談しても余計なお金を取られるし無責任なので自分で決めること、使う証券会社はネット証券であることは最低条件だと思います。
例えばSBI証券なら会社四季報、チャート、モーニングスターによる独自調査も見放題。スクリーニングもできます。
ちなみに大和証券なんて電話営業させてノルマが達成できるまで座ってはいけないなんていうパワハラしているとネットで見ました。
儲からないビジネスやっているのに、下位の従業員をいじめる会社をブラック企業といいます。
ノルマは強力なビジネスモデルがあってこそ、赤の他人を雇って達成をお願いすることができるものです。
野村證券のラップ口座がいいとは言いませんが、経営陣の努力だけは理解します。
そんなこともわかっていない現場にノルマをかぶせるだけの大和証券なんぞ、つきあうに値しません。