雑感(日記)

学生相談所(がくそう)の思い出

私は関西の大学で学生生活を過ごし、その間、いろんなアルバイトをした。
マクドナルドのメンテという徹夜仕事も結構やったなぁ。

他に大学にもアルバイトは張り出してあったが、おもしろかったのは学生相談所(がくそう=学相)での短期アルバイトだった。

この記事を書くにあたって、学相について書いている人がいないか調べたら何人かの方が書かれている。
場所は大阪の扇町で短期のアルバイトを斡旋してくれる場所。

私が行っていたころは、こんな感じで仕事にありついた。

係員の人が仕事を読み上げる。
やりたい人は手をあげて(会員証を持って)だれかがそれを集める。
それをトランプのようにみんなの前で繰って、上から必要人数の会員証を取り出していた。
繰っている本人がはずれることももちろんあった。
後年、なぜかジャンケンにかわったようだ。

そうやってもらった仕事は短期でおもしろかった。

思い出すままに書いていく。

  • 日展の美術品で東山魁夷の絵を取り外して運んだこともあった。絵はとても重い。運んで掃除したらクタクタになった。
  • どこかのブティックの閉店整理。マネキンが身につけていたアクセサリーは全部捨てるから持って帰っていいと言われ持って帰って学校で女の子にあげた。
  • 交通量調査はメチャクチャしんどい。なにしろ気が抜けない。あれ以来、交差点で調査やっている人を見ると敬意がわいてしまう。
  • 住宅情報が載っている新聞を阪急沿線の駅の売店を全部回って買い集めたことがある。これは発行している新聞社が一定の売上を阪急電車に見せるためだと聞いた。
  • 書いてある指示どおりにタクシーに乗り続けるというのもあった。所定の区間の所要時間を知るためだといっていた。
  • 電柱にポスターを貼るというのがあり、夜やっていたら警察に見つかり「それ犯罪だから」と怒られた。
  • 塾の大規模模試の採点。ミスが許されずメチャクチャ疲れた。
  • ライター屋さんの店員。これをやってそこの社長に気に入られ、飲食業のアルバイトに移っていったのだった。

いろんなアルバイトを体験させてくれ、貧乏学生のありがたい救世主だった学相も2004年になくなったらしい。
あれはどこの団体が運営していたのだろう?

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