2021年1月15日の夕刊の3面に、「ライフワークの研究をライフワークにしている人」がいて、おもしろかったのでメモ。
鈴木隆さん(74)はライフワーク研究を続けており、97年には「ライフワーク発見法」「ライフワークの探求者たち」という本を出しておられるそうだ。
鈴木さんはライフワークを「自分で見つけ、時間と労力を惜しまず、深く掘り下げ、新たなものを生み出し、社会に示す作業」と定義されている。
要するに「これは私にしかやれないという『世界』を作ることだ」と。
ただ、こんな人がどれくらいいるかというと「ライフワークなんて持たなくてもすてきな、幸福な人生は十分遅れる」と前提を置いた上で「印象としては全体のざっと5%、20人に一人くらいでしょうか」
逆にライフワークに向かない人は「なにごとにも他人の示した道に依存し、受動的で聞きやすく、流行を追うことや自己主張に熱心で、新しいものを作り出すことに興味がなく、他者、社会との接点を無視する人。多趣味の人もライフワークには不向きです。広く浅い物知りになって、何でもかんでもしゃべる人はダメです」
他の人がやらないビジネスを始める人って、なんとなく20人に1人くらいだと思っていたが、ライフワーク論と重なるとはおもしろさを感じました。
ライフワークに向かない人ってモノゴトを作り出せない人なんですよねー。できない、やらない理由はいっぱい唱えるけど自分が「これをやりたい」がない。
人生でたくさんそういう人々に会ってきましたが、遠ざかります。