テクノロジー遊び

新世代の中華ゲーム機

ニンテンドーDSが全盛のころ、「マジコン」というものがあった。
マジコンには各種ゲームのROMイメージをSDカードで入れて、マジコンをDSのカードスロットにいれて起動すると、あら不思議、どんなゲームでも遊べるものだった。

任天堂が怒り狂い訴えまくったので、日本では輸入禁止品となり市場から消えた。

しかし一方で、PC上でゲームのROMイメージを展開してゲームをする技術は確実に育っていた。
簡単に解説すると、WindowsやLinuxの上でエミュレーターというゲーム機のふるまいをする仮想計算機を作って動かすということ。

エミュレーター自身は違法でもなんでもなく、世の中のクラウドサービスの多くは仮想計算機の上で動いている。

蛇足ですが、仮想計算機についてはいつも思うことがあります。
VM(Virtual Machine=仮想計算機)の初期はIBMが開発しました。このVMはUnixにとてもよく似た発想をもっていました。もし、IBMがVMを公開していればあらゆるコンピュータに載せられたに違いありません。
今のVMWareの繁盛ぶりを見ると思います。
20世紀を振り返って思うことですが、独自のクローズドな技術というものが企業の競争力になるどころか足をひっぱる結果になったものが多いことは興味深いことです。
蛇足終了。

秋葉原を歩いていると、中華製のゲーム機で100種類ゲームがはいってるものとかが売られている。
買ったことあるけど、ほとんどが古いアーケード機のものでつまらない。画面も小さすぎ。

SONY自身がプレイステーションクラシックなんて売っているけど、これも中身はエミュレーター。
著作権にうるさいくせに、他社の技術は使うんだと話題になった。

先に書いた中華製のゲーム機もとてつもなく進化していて、手のひらに乗るサイズでゲームをエミュレーションする機器が続々と出てきている。CPUもクワッドなんて普通。
中身の多くはLinux上でゲーム機をエミュレーションする。
そのため対応機器は日本で過去に発売されたメジャーなゲーム機はほぼカバーされている。

製品を概観したいなら、このYoutubeがオススメ。
この方は物持ちがいいな。いろんなゲーム機のストックを持っておられる。

購入はAliexpressをオススメします。

この方のブログは使い方についての記事もありますねー。

私も一台、買ってみることにしました。

ゲームはすぐ飽きるんですが、Linuxマシンとしてどうですかね?
たとえば最初の画像のPowkiddy RGB20なんてWi-Fiついてるそうです。(中身はAndroid)
ネットワークにつながるんだったら、ゲーム以外にいろんなことができそう。
ブラウザー動いたらおもしろくないですか?

ただいま、輸入待ち。

「不要不急の外出自粛」の今日このごろ、格好の遊ぶネタですな。

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