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人生でなにが幸福なのか?答えはローストビーフ

私が尊敬する数少ない人の中で、
ホセ・ムヒカの映画がCOVID-19で飛んだらしい。(ここ

でも、彼がいつも言っていることはシンプルに感じる。

とても有名な名演説「国連の持続可能な開発会議」で最後に彼はこう言った。

発展は幸せの邪魔をしてはならない。
発展は「人類の幸せ」「愛」「子育て」「友達を持つこと」
そして「必要最低限のもので満足する」ためにあるべきものなんです。

なぜなら、それらこそが一番大事な宝物なのだから。
環境のために闘うのなら一番大切なのは、人類の幸せであることを忘れてはなりません。

ホセ・ムヒカがどういう人生を歩んだかは、これを見てほしいんだよ。

男の顔は履歴書です。彼の顔は「男」です。
若いころの彼は革命の闘士だったようです。
理論が先走りがちの革命をめざす若者が、なにが人を幸せにするのか、革命の先を考え抜いた結論が先に上げた文章となったのです。

非常に残念だけど日本で60年生きた私も、家族や周りに愛情を与え、友達とビールを酌み交わすことが人の幸せなのではないかと思います。

ホセ・ムヒカが言うことは、「それを得られたならば、なぜむやみに働くのか?」です。
それが「必要最低限」という言葉なのです。

これは深淵な議論だと思いませんか?
もっともっとカネを得たら幸せになる、と私達は考えがちです。

ホセ・ムヒカはそうじゃないと言ってるんです。

私は目に浮かびます。

金曜の夕方は、ヨーロッパ系の外資系ではなんとなく4時半過ぎたらさっさと会社を去って飲みに行くのはフツーです。
夕暮れを楽しみながら、友人達とビールとちょっとレストランでおいしい料理を楽しむこと。
家族がいるなら、さっさと帰って友達と家族とローストビースなどを作ってディナーを楽しむこと。

それが「幸せ!」だということは世界の多くの人にはわかっているのです。

私も今日は金曜日でローストビースを作り、クリームチーズ、レタス、トマトと一緒に次男と食べて、めちゃ幸せでした。(たまたまですが)

あなたは、どう思いますか? あなたの幸せはなんですか?
今、幸せを感じられることはなんでしょうか?

多くの人が人生を失敗することは、
「家族のために仕事を一生懸命して、所得を増やせば幸せになるだろう」と今を見つめず、心ここにあらず、来ない未来をみているからです。

頭を振って目を覚ましましょう。
残念ですが、あなたのお子さん、奥さんはそう思っていません。
お金はなくていいから、週末、一緒に時間を共有できないのか?が家族の切なる願いです。
なぜならば、あなたの代わりはいないから。
社会ではあなたの代わりはいくらでもいますが、家族の中では代わりはいないのです。

お金がなくても、今の問題を一緒に解決して、一緒に生きていきたいと思っておられるのですよ。
だから「仕事で所得を増やすために、家族を自分の補給要員にする」という考え方は辞めたほうがいいです。

転職を何度かした経験から私がわかっていることは、専門職としての力を要求され、マネージャとしての力はあまり要求されませんでした。
所得を増やすためにマネージャーになろう、という考え方はあまりいい考え方ではないのです。
とくに管理職は自分の専門能力は落ちるわ、周囲とのおつきあいは大変だわ、その会社に詳しくなるばかりで、視野がどんどんせばまり、時間を膨大に浪費します。
管理職はその会社の専門家になるという仕事です。やればやるほど転職できなくなります。(=職業選択の自由がなくなる)

自分と家族が幸せにやっていくために、肩書は必要でしょうか?
会社に所得も地位も期待することは、道を誤ります。

私はいつも自分が強欲になりかけると、ホセ・ムヒカの演説を聞くようにしています。
友人と酒を飲んでワイワイやれることは、ビジネスの付録のように見えて、実は人生の目的なんですよ!
若いうちから気づいてほしいです。

ところで日本食研の「ローストビーフの素」は書いてあるとおりに作ったら、本当にジューシーなローストビーフができました。

これはうまい。また、買おう。

冒頭で「男の顔は履歴書」と言いました。
あなたは鏡を見てどう思いますか?
卑しい、せこい、ケチ、な顔をしていなければ幸いです。

人生で頼れるものは、自分だけです。
人は一人で生まれ、一人で死ぬのです。
でも、世の中に貢献できたり、笑い合うことができたら、これほど幸せなことがあるのでしょうか?

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