ネットで記事を書いているプログラマーっておもしろいもので、ちょっと難しいと知らんぷりをする。
たとえば、Visual Basicが全盛のころは盛んにGUIなどについて書きまくっていた人が多いが、PythonでGUIについて書いている人はごく少数だ。
とりあえずなんとかするならば、EasyGui(私の翻訳あり)でも考えるには値する。
でも本格的なGUIが欲しいならばwxPythonが結構メジャーなのだと思う。
こういうモダンなGUIはウィンドウのリサイズに対応するために、レイアウトマネージャを使うことが多い。
JavaのSwingもそういうものがある。
ところがレイアウトマネージャの理解はどれも簡単ではないようだ。(いや、簡単なのかもしれません。だからあちこちでこの考え方が採用されているのでしょう)
ほとんどの人がPythonのGUIについては口をつぐむ。
必要があってwxPythonを調べたが、コードだけでウィンドウ全体のイメージをもつことは難しいと思う。
FrameというWindowがあってPanelをはりつけ(コード上ではaddし)、レイアウトマネージャーのsizerをはりつけ、sizerのパーティションに各GUIパーツをはりつけていき、イベントに対応するコードを書く。
これ、頭の中でイメージできている人はかなりのものだと思います。
まぁ、wxPythonそのものはいつものPython-izmが教えてくださるのですが。
そこで救世主がwxGladeになるわけです。見たままで開発できる。
wxGladeについてはここにいいチュートリアルを書いてくれている人がいます。
イベントハンドラーをふくめるとこのwikiがいいかも。
とにかくwxGladeで概要を作ってからイベントハンドラーをゴリゴリ書いていくのがよいのではないかな。
wxPythonがWindows, Mac, Linuxで動作する以上、それで作られているwxGladeはどれでも動きます。
PythonでGUIを伴うアプリを考える場合、考えてみてはどうでしょうか。
追記2020/11:とはいえ使ってるのはPython標準でバンドルされているTkinterです。