ここのところ、俺は不機嫌である。
というのも、コンピューター上でわからないことが多すぎるからである。
事の発端は家人が「KH Coderとかいうソフトを使いたい」から始まった。
調べると文化系の人間が作ったフリーソフト。
いやーな予感がしていたがハマった。
モノはPerlで書かれている。そもそもPerlで大規模なソフトを書くってところからして嫌いなんだよね。クラスライブラリー作れないプログラミング言語って関数の嵐になる。
言い換えるとトラブってもソースコードを追う気にはまったくならん。
次にこれをMacにインストールするってことも気に入らん。
ご存知のようにMacは自身がPerlやJavaをもっている。
これ、自分用じゃないんだよ。勝手にバージョンあげちゃダメ、ってMac使いの常識。
ところがKH CoderのMacへのインストールの体験記のほとんどがMacのPerlと自身のPerlの区別がついていない。
ヤル気のないままインストールしてたら、HomebrewについにHomebrew自身がインストールされているところと動いているPerlの場所が違うよと怒られた。
(ちなみにMacportsは時代遅れなので、Homebrewを使うことを強くお勧めします。)
やり直し。
which perlってやって/usr/bin/perlって返ってきたら、それはMacのPerl。
まずbrewでperlbrewを入れ、Perlをローカルフォルダーにインストールして、cpanmでモジュールを次々に入れた、
と言いたいが、Tkをcpanmから導入することがやはり不可能であった。
古いブログでMac版のActivePerl下では入ったというが、やってみたらダメ。
KHCoderの「有償パッケージ」を見ると、驚くことに「MacUIM」なんてものを入れている。
おそらくTkの問題を違う方法で解決しているのではないだろうか。
結局、
KH CoderをMacで動かすには有償パッケージを買うしか方法がない
というよりも、約4000円なら使いたい人は払ったほうが時間の節約になる。
ネット上のMacへのインストール方法はほとんど一長一短あり、あまりよろしくない。
KH Coderは歴史があるので作ったころは普通にオープンソースパッケージで動いたのかもしれませんが、なにを使っているのかわからない外部の人が導入するのは莫大に時間がかかってしまいます。