しばしば「オープンソースはコードが公開されているから、どこまでも追える」と言ってはばからない人間がいる。
かつて散々、OSのデバッグをやった人間に言わせるとウソもいいところである。
言い換えると上記のことをほざく人間は実際にコードデバッグをしたことがない人間であると断言できる。
なぜならば、いきなりダンプをはかれてわかることは、仮想アドレスのどこどこでCPUがとある理由でメモリーダンプを出したということであり、システムトレースを見ても直前がその現象かどうかなんてわかりっこない。多くの場合、ダンプの原因はかなり前に起きている。
それでも該当モジュールはなんなのかを経験と勘とわずかな手がかりで探していく。
この時、落ちたモジュールがなんなのか解説している資料などがなければお手上げである。
オープンソースのコードの山があっても、どこになにがあるかのマップがないとどうしようもないのである。
かの有名なLinuxもそこらへんはなかなか簡単ではなかったが、すごいツールがあった。
いや、これはすごいわ。便利。