ITで遊ぶ

Linux Kernel Map

しばしば「オープンソースはコードが公開されているから、どこまでも追える」と言ってはばからない人間がいる。

かつて散々、OSのデバッグをやった人間に言わせるとウソもいいところである。

言い換えると上記のことをほざく人間は実際にコードデバッグをしたことがない人間であると断言できる。

なぜならば、いきなりダンプをはかれてわかることは、仮想アドレスのどこどこでCPUがとある理由でメモリーダンプを出したということであり、システムトレースを見ても直前がその現象かどうかなんてわかりっこない。多くの場合、ダンプの原因はかなり前に起きている。

それでも該当モジュールはなんなのかを経験と勘とわずかな手がかりで探していく。
この時、落ちたモジュールがなんなのか解説している資料などがなければお手上げである。

オープンソースのコードの山があっても、どこになにがあるかのマップがないとどうしようもないのである。

かの有名なLinuxもそこらへんはなかなか簡単ではなかったが、すごいツールがあった。

Interactive Linux Kernel Map

いや、これはすごいわ。便利。

関連記事

  1. ロリポップでPHPエラーが出た時

  2. CodeIgniter 別のViewの書き方

  3. WIndows 10 のWSL2 (Linux)+Ruby On Ra…

  4. PostgreSQL JDBCドライバーの注意点

  5. wsl2でubuntuデスクトップ(GUI)を動かす

  6. JavaScriptグラフィック(2)

  7. DBの正規化

  8. PythonのGUI(ジオメトリーマネージャ)