サラリーマンのふり

「即戦力」ってなんだよ?

ネットをやっていると求人広告によく出会う。

インチキ人材紹介会社もCMで叫んでいる。

「即戦力」っていう言葉。

なに、これ?

俺が想像するに、その会社で新卒から育って他社をロクにしらない人事担当とかいうふざけた仕事をしているヤツが、偉いさんから「中途を採用するぞ」と言われたからやってる中で出てきた安易な言葉ではなかろうか。

だってさ、会社の内情を知らないアカの他人が事務所にやってきて明日からどうやって、即、金儲けに貢献できるんだよ?

  • 製品しらない
  • 社内ステークホルダー知らない
  • 慣習しらない
  • 周囲の人間関係ない
  • お客の顔知らない

のが、エスパーでない限りあたりまえ。

そこで「即戦力となる人」って採用側のないものねだりじゃん。
そんなことも考えないで頭の悪そうな言葉「即戦力」を唱える。

”プロジェクト・マネージャー”というかなり定義された職位でも会社によってやることが違うんだけどさぁ。

そんなことはわかっていて、「教えるからすぐに戦力になる人」って言いたいんでしょ。

はいはい、普段の人事部門やらは履歴書の写真がずれていたり、履歴書の字が汚かったらキレるような人のくせに、ずいぶんとルーズな言葉の選択だよね。

はっきり言って希望職位の詳細もロクに出せないで、採用を希望している部門に買いてもらってただけでしょ。

もう「採用してやる」時代から「有能な人に来ていただく」時代なんだから、もう少し考えたら?

それで人が来ないって当たり前なんだよぉー!!!

普通の企業で「人事」って見直したほうがいいと思う。企業は人財という面があるのに日本の人事部っておそまつすぎる。

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